AviUtl + GPU で アップスケーリング 各種設定編(その1) | bitter Orange

AviUtl + GPU で アップスケーリング 各種設定編(その1)

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AviUtl + GPU で アップスケーリング を書かせてもらってます。準備編/休憩からの続きです。
(アップスケーリングとは、動画などの解像度を高品質にあげること。いわゆる「超解像度」。ただし、アニメ以外では期待できません。)
・準備編
・休憩編(今回のアップスケーリング方法で、どのくらい画質が向上するかの結果)
・設定編(その1)
続々公開中です。


では、各種設定を書いていきたいと思います。(本当は、こんなコトしている場合ではない  笑)



●AviUtl本体の設定

まず、AviUtlを起動し、「ファイルメニュー」→「環境設定」→「システムの設定」と進んでいきます。
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「システムの設定」をクリックすると、↓のウィンドウが表示されると思います。
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変更が必要なトコだけ解説します。

●最大画像サイズ
これは、「どの解像度までの動画ファイルの編集を許可するか」といった感じの設定です。
HD解像度へのアップスケーリングを考えている方は、幅=1280以上。高さ=720以上で構いません。
とりあえず、目的の解像度以上を指定しておけば問題ありません。


●最大フレーム数
これは、「合計フレーム数が、どのくらいまでの動画の編集を許可するか」といった感じの設定です。8388607まで可能だそうです。

動画は、いわばパラパラ漫画のようなものです。通常の動画は、1秒の30フレーム(厳密には29.97フレームの場合が多いです。)です。パラパラ漫画でいうところの、1秒の間に30枚めくっている状態です。

ということは、300フレームで約10秒の動画が編集できます。あとは、計算してみてください。
目安としては、30分番組の場合 約54000フレーム。60分番組で約108000フレームです。


●リサイズ設定の解像度リスト
これは、AviUtl内蔵のリサイズフィルタを使用するときに使う項目ですので、今回の場合は外部フィルタを使うので、そのままで構いません。


●SSEを使用/SSE2を使用
自分のパソコンのCPUが対応していれば、チェックをいれてくだい。(SSEについては準備編を参照してください。)


●編集のレジューム機能を有効
編集状態を保存して終了します。編集の途中でソフトを閉じても、つぎに起動したときは閉じる前の状態から再開できるという機能です。任意でどうぞ。


●ロード時に29.97fpsに近いものは自動的に29.97fpsに変換する
フレーム数のズレを軽減します。お好みでどうぞ。


●ロード時に映像と音声のンがさが0.1秒以上ずれているものは自動的にfps調整する
音ズレがある場合は、チェックを入れてみるといいかもしれません。




次に入力プラグインの優先度の設定を行います。
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DirectShow File Readerを、とりあえずAviUtl ProjectFile Readerの次に移動させてください。(ファイルが読み込めない場合がでた場合は、のちのち対処法も書きます)
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とりあえず、これでAviUtl本体の設定は終わりです。次はフィルタプラグインの設定です。(やっと本題)

・準備編
・休憩編(今回のアップスケーリング方法で、どのくらい画質が向上するかの結果)
・設定編(その1)
続々公開中です。