↓ 時事通信(2013.2.14) より
「世界で最も醜い女性」と宣伝され、米国や欧州で見せ物にされた女性の遺体が
12日、死後約150年を経て生まれ故郷のメキシコに帰り、埋葬された。
↓ TN.com より(以下2点)
1834年にメキシコ・シナロア州で生まれたフリア・パストラーナさんは、極端な
多毛症のため顔が長い毛で覆われるなどの病気にかかっていた。
後に結婚することになる米国人興行者と20代で出会うと、見せ物として歌や踊りを
させられ、米国や欧州を興行して歩いた。
↓ 当時のチラシなど
↓ SupernaturalUFO.com より 博物画として
パストラーナさんは1860年、息子を出産した直後にモスクワで死亡。
同じく多毛症だった息子も数日後に死亡すると、夫は2人の遺体に防腐処理をし、
各国を展示して回った。
パストラーナさんの遺体はその後、ノルウェーのオスロ大学に保管されていること
を知ったシナロア州のマリオ・ロペス知事の働き掛けによって、帰郷が実現した。
フリア(ジュリア)・パストラーナ(Julia Pastrana)は、多毛症の他、歯茎が厚くなる
歯肉増殖症にも罹っていたようです。
また、フリアの夫 セオドア・レント(Theodore Lent)は、上記の様な男ですが、
フリア亡き後、メキシコで髭を生やした女性と再婚、またしても見世物にしました。
その後、ロシアの精神病院で死亡。
子供を作っているのは、金儲け「だけ」ではなかったのか、子供さえも利用しようと
していたのか・・・
フリアの境遇に、つい同情してしまいそうになりますが、彼女の最後の言葉は、
「私は幸福のうちに死にます。私は充分愛されていましたから」
でした・・・
参考記事:「『不可思議探偵団 SP』 その1:多毛症の少女」
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