将軍の腹違いの弟という立場に甘んじ、悪行の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)。幕府の老中は、この暴君が国の要職に就く前にひそかに闇に葬るよう、御目付役・島田新左衛門に密命を下す。斉韶の凶行の数々を知った新左衛門は、命がけで大義を果たすことを決意。信頼が置けて腕の立つ刺客を集め、斉韶が参勤交代で江戸から明石へ帰国する道中を狙うことに。わずかな手勢で300人を超える軍勢を迎え討つため、新左衛門たちは落合宿を買収。大掛かりな罠を仕掛け、斉韶ら明石藩の一行を待ち受けるが…!?

RAINY ON THE SEA


十三人の刺客 - goo 映画

TSUNAMI-ツナミ-【韓国映画】で紹介したシンプレ渡辺さんのツイッター。

この映画についてつぶやいたのが、こちら。

映画『十三人の刺客』観てきた!物凄ぉく良く出来ていて面白かったよ!これはほんとおすすめやわ!最初から最後までテンション下がらんかった。三池監督のケレン味も随所にあって素晴らしかった。映画は難しい事抜きであらゆる意味で娯楽なんだよな。皆 観にいこう!
(2010.09.27 23:11)

渡辺さんは、この後もしばらくの間、いろいろな人にオススメしていました。

(稲垣)吾郎ちゃんが出ているし見ようとは思っていましたが、これだけ渡辺さんがオススメするのなら見なければ!!、と。

最凶の暴君

こうした復讐劇は悪役に魅力がないと、復讐の醍醐味が感じられず、中途半端になってしまうもの。

その点で、吾郎ちゃんが演じた松平斉韶(なりつぐ)は最高でしたラブラブ

虫も殺さないような綺麗な顔をして、残虐非道を尽くしていく。

あまりの非道っぷりに、串刺し公ヴラド・ツェペシュを連想してしまいました。

『テレビ朝日 | smaSTATION!!』月イチゴローでの吾郎ちゃんのコメント。

娯楽作品としてよく出来ていて、素晴らしいエンターテインメントだと思います。武士道や大和魂というのは、日本の真骨頂ですよね。僕も悪役を演じていて楽しかったです。

そして、稲垣さんご出演の『十三人の刺客』ですが、公開前にして、前評判がすごいですね。

ありがとうございます。でも、僕は美味しい役をいただき、撮影に加わらせていただいたという感じだから、何だか申し訳ないんですよ。大変だったのは、役所(広司)さんをはじめとした十三人の刺客役のみなさんと、スタッフなので。特にスタッフは、何ヵ月も山に篭って準備をしていたようで、本当に大変だったと思います。どんな作品でも、みんな頑張っているわけですけど、特に今回は、過酷な撮影を支えてくれたスタッフのためにも、多くの人に見ていただき、評価してもらいたいな、と思います。

それにしても、久々の時代劇超大作ですね!

時代劇のこういった活劇というのは、久々でしょうね。最後50分の壮絶な戦いとか、残虐なシーンもあるので男性向けかと思いきや、女性もかなり興奮するそうで(笑)。やっぱり、日本人のDNAがそうさせるんでしょうね。日本を誇らしく思えるような映画だと思っています。

そして、最凶の暴君・成韶に扮した稲垣さんのお芝居が、本当に恐ろしく、映像が頭から離れません。

俳優って、年齢によってさまざまな方向性が見えてくるものなんでしょうね。そういう意味で、今までの自分を否定するわけじゃないけど、僕自身、型にはまっていた部分もあると思う。だから、今回、成韶をやれてよかったし、これで役の幅が広がったかな、とも思うんです。今後も、いろいろなタイプの役に挑戦していけたらいいですね。

十三人「目」の刺客

島田新左衛門(役所広司)「刺客は十二人」

の言葉に、「あれ、十三人では?」と思っていたら、十三人目は山で出会った小弥太(伊勢谷友介)。

これが、野人としかいいようのないルックスと行動

伊勢谷さんはハンサムなのにここまでする!?と思ってしまいましたあせる

落合宿庄屋(岸部一徳)と、あることをするのですが…これが、また叫び

岸部さんが三池監督に見えた瞬間が!?

三池監督の伊勢谷さんに対する偏愛ドキドキを感じてしまいましたあせる

斬って斬って斬りまくれ!!

なんといっても見せ場は、落合宿での戦闘シーン

落合宿を古びたように見せるため、撮影の一年前に建築して放置したのだとか。

風雪を経て、自然に古びた感じを漂わせた宿場町。

映画は、長い時間をかけて製作するのだな~、と思いました。

そして、戦闘シーン。

三百人を、斬って斬って斬りまくる!!

…とはいえ、三百人の中で、たぶん戦わずに五十人くらいは逃げ出しているかな?と思うしあせる、上からの攻撃の段階で、松平斉韶の供回りの数十人くらいまでに減らしておくことは、出来なかったのかな?

そうすればこんなに斬りまくらなくても良かったのに…なんて考えてしまいました。

少しネタバレ

生首の扱いに…ガーン

この監督は、生首をこういう風に扱うのが好きなのだな~あせると思いました。

三池監督

やっぱり、男たちの熱い戦いを描かせたら三池監督は最高グッド!と思いました。

これからも、期待していますニコニコ

(2010.10.12 atOSシネマズミント神戸)