本城未沙子を観てきた | OZMA “HARD ROCK PRESS”

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OZMA-X/THE LOVEROCK VIOLENT/X-RAY/ROCKCHILDの
ハードロックベーシスト日記

もう1週間が経った。
先週、It's a HARD ROCK NIGHT!2015で共演した本城未沙子を池袋に観に行った

[彼女を支えるバンド]

本城未沙子、本人が“最強最高バンド”と称するのは全然大仰ではない。
百戦錬磨どころではない『千』でも少ないくらいだろう、って言える豪華な面子なのである。
ギターは復活で話題になったレベッカの是永巧一さん。僕と同い年でロジャーや西山さん(西山毅)と“61年会”のライブにも出ておられる。
的確なフレーズとプレイはとても聴きやすい音量、音質で本城未沙子の曲を彩った。
ベースは満園さん(満園庄太郎)
どこでも誰のステージでも彼らしいはつらつとしたプレイで観客を煽られる。
ステージ上では本城も煽るという感じ(笑)
満園さんと本城未沙子のステージでの相性の良さは観客にそのまま投影されて楽しいステージに仕上げる。
ドラムは“チェリー”こと小柳昌法さん。
リンドバーグの創成期からのメンバー。
金髪で叩かれる、そのさまは派手だ。
特にインストで発揮された様々なフィルは会場を盛り上げていた‼
そして
キーボードは潮崎裕己さん
後方からバンドサウンドを仕上げられる的確な鍵盤捌きはアレンジャーとしても数々の作品に携わっておられるのが伊達ではないといことを如実に表していた。
僕が特に感動したのは音色と音圧。
音質が耳にざらつかない。
とてもふくよかでかつ立ち上がりが良くとても聴きやすい。
潮崎さんが後方支援されてるのは本城未沙子にとっては心強いのだろう。
バンマスとしての存在感はとても勉強になった。




[弾けるステージ]

そのような素晴らしいバンドを従えての、いやバックバンドというよりはこれはバンドなのだ❗という印象を与える絆の強さを感じ取れるライブだったキラキラグッ
SEが流れ出す。
“おや⁉”
そう、It's a HARD ROCK NIGHT!と同じイントロダクション。
そしてMessiah's Blessingへ
そうなのだ❗
本城未沙子はこのセットリストを予定していたのにも関わらずHARD ROCK NIGHT!での同じ演出を僕に許してくれたということだ。僕は彼女とバンマスである潮崎さんに感謝しなくてはならない。
驚いたのは満園さんがピックで弾いておられたということ。
後でこの曲の“いやらしさ”の話で盛り上がった(笑)


本城未沙子は緊張してるというステージで言っていたが…微塵も感じないはつらつとしたものだった。
笑顔がとても多く、僕らと共に活動した32年前とは比べ物にならない表現力を歌にたくしていた。


目鼻立ちがはっきりしているのでステージでもべっぴんさんは際立つ。
カバーソングも交えていたが…
意外な選曲で驚いたのはケイト・ブッシュの“嵐が丘”
ピアノのイントロを聴いて“えっ⁉”と思ったらあのケイトそのもののトーンで本城は歌いだした。
この難しい曲を余裕で歌いきる彼女に称賛の声をあげた


お客さんが一瞬足りとも置き去りにされることはないそのステージ運びはポップな選曲と演奏力と、何よりも彼女のシンガーとしての力量と…しゃべくり(笑)と
バンドの絆がなせる業だろう
まだ9月なのに“来年も応援してね”とステージからお願いする本城未沙子をみんな笑顔で受け入れていた。
年内もまだ頑張るとも言っていたので(笑)ずっと彼女をこれからも応援してあげて欲しい
まだ、本城未沙子のライブに接したことのない方は是非とも機会をとらえて会場に足を運んでハッピーな時間を体感してほしいと思う。


#追記…これを最初に書こうと思っていたのに…他にかまけて書き忘れた…(笑)

本城未沙子の歌のピッチの良さに驚いた!!これだけのメンバーが揃うのは彼女の人柄だけではなくシンガーとしての力量からでもあるというのを付け加えておきたい。