土曜日の設え | やぶんひとりごつ

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2000年、リーマン辞めて京都へ。お寺に居候すること五年間。
その日々の事あれこれ…これまでとこれからのこと。
でも実際は現在東京在住戻りーマン。一方でリアルジャパニーズ目指します。
泣かず飛ばずの「おやぶん」日記、始まるよ!!

暑い晴れ日でしたね汗
とろけそうでした。

そんな土曜日の稽古場(抜粋)

 床 掛軸「瀧」一字 寛海和尚筆
      信楽掛け花入に「エゴ」の実を枝モノに花は「虎の尾」かな?

 道具 長板二つ飾り
    平水指 内柳の絵 真葛
           …空調のない暑い部屋ではまさに「涼感」あふれる設えです。

    茶入 萩 休雪
         仕服 伊予裂
     茶器 剝棗 菊桐蒔絵
  
   茶碗 萩 銘 福海 而妙斎箱 高麗左右衛門
       替 平 弥七田織部 光右衛門
       替 平 信楽 楽斎

   茶杓 銘 千代の友 桂堂和尚
      替 正玄作

   蓋置 千切 大樋
   建水 寶尽くし 膳所

 今時、空調を用意していない稽古場も珍しいかと思われますが、こんな日だからこそ、真葛の平水指は活きてきます。お客のところまで見える位に大きく開けられた口から揺れる水面を目にすると「なるほど」と感心してしまいます。

 「暑い」は、「暑い」わけですが…