無農薬ラインナップのご紹介☆ | 桜野園 お茶で一福、心ふぅわり

桜野園 お茶で一福、心ふぅわり

水俣で、無農薬や自然栽培の緑茶、紅茶、ほうじ茶を家族でつくっています。
そんなお茶づくりと、日々の徒然。
ちゃみさんのあげまん道から学び実践から生まれる気づきも満載でお届けします。


桜野園が無農薬栽培に取り組み始めたのは、
1990年。今から、24年ほど前になります。

きっかけは、
夫が静岡のお茶の試験場より帰ってきて就農したあとの、1年。

農薬散布は、暑い時期にも装備が必要なうえ、
目が痛くなったり、きついなと感じました。

農薬を散布しても、虫も病気も減るわけではないことも、疑問でした。

「茶」という雑誌に、静岡で無農薬栽培を実践されている方がいることを知り、
即行動!杵柄さんのところに伺いました。

無農薬の茶畑と、慣行栽培の畑。
ごくわずかしか離れていないのに、やれている。

そして、水俣に帰り、すぐに実践を始めたというわけです。
ただ、まだまだ農協に出しても、きちんと暮らせるレベルで
お茶が売れていた時代。

なぜあえて、そんなリスクのあることをするのか??
両親との葛藤も、すごかった模様です。
もちろん、今は私たちにすべてまかせてくれています。

ちなみに、現在肥料は、菜種油の圧搾絞りかすを使っています。
菜種の原料は、九州産です。
これを、1年間に1反当り250㎏ほど散布しています。
(一般的な肥料の量とすると、とても少ないです)


さらに続きがあって、無農薬栽培を始めて売り先も見つかり、
当初は順調だったものの、
私が嫁いできた年に、経営が厳しくなりました。
詳しい経緯は、こちら

そこで、夫婦で発起して、桜野園ブランドとしてのお茶販売に取り組み始めます。

そんな、思い入れの深いお茶たち。
あらためて、ご紹介させていただきます。

☆桜野煎茶 100g 1000円 /50g 500円(税別)



ブレンドの煎茶。
やぶきた種がメインですが、他にふじみどりや、さやまかおりという品種も入っています。

また、茶摘み前に黒い布で覆いをして甘味やうま味、緑の深みを増した
「かぶせ茶」も半分ほどブレンドしています。

蒸し方は、中蒸し。

かぶせ茶や煎茶特有の、甘みやうま味があり、渋みや苦みとのバランスがよいのも特徴です。
当園が一番長く販売している、リピーターも多い商品です。

季節を経るごとに、熟成してまろやかに変化するのも特徴です。

☆むかし茶 80g 800円(税別)


こちらも、桜野園を代表する在来種の煎茶。

在来種とは、在来の品種を種から育てた、1本1本異なる茶の木の集合体です。
挿し木と比較すると、直根を深く降ろしていて、虫や病気に強いのも特徴です。
当園のもっとも古い在来種は、昭和3年に植えていますので、もう86歳です。

新芽の時に、その多様さが顕著です。
その様子は、★★に。。
こちらは、露地栽培のみです。

力づよい香りと、心地よい渋み。
もちろん、複雑な甘みやうま味も持ち合わせています。
後口が、ほわっと甘くて、嬉しくなります。

☆さくら紅茶 60g 450円(税別)


二番茶を完全発酵させて作った紅茶。

同じお茶の木から、お茶を採る時期、大きさ、製造工程、仕上げ工程の違いで、
様々なお茶が作られますが、紅茶も、緑茶と同じ木からつくっています。
我が家で最も多い、やぶきたと在来種がメインのブレンドです。

外国産紅茶に比べ、ストレートでもほのかな甘みがあって、
飲みやすい和紅茶です。
アイスティもおすすめです♪

☆一福ほうじ茶 80g 420円(税別)


実は家族全員、このお茶が大好きで、暮らしの中で、最もよく飲むお茶です。
お客様に一番人気なのも、このほうじ茶です。

秋冬番茶といって、
10月末から11月にかけて、
夏に太陽をいっぱい浴び、初冬に寒さに当たって成熟し甘味を増した茶葉を摘みます。
それを、遠赤焙煎して、ほうじ茶となります。

価格的にはもっとも手ごろなお茶ですが、
煎茶よりも、実は品質に関して手間をかけています。

遠赤焙煎の委託加工は、煎茶に比べてほぼ2倍の加工賃ですし、
その後の真空管理は、番茶のため、太い枝がアルミ袋を突き破りやすいのですが、
2枚3枚と重ねて、真空がきくようにします。

日々チェックしますが、万が一真空が何日も抜けてしまった場合は、
商品にはしません。
酸素に長く触れると、スカッとした香ばしさが、変質していくからです。
(ここの微妙な味わいは、私にはよく分かりませんが、夫は絶対に出しません)

☆新茶萌 50g 560円(税別)




当園の初摘みの新茶。露地栽培です。

手前味噌ですが、、
この品質で、このお値段は、かなりお求めやすいのではと思います。

もう、もったいないよ~!!と言いたくなるくらい、
夫は新芽を小さく摘みます。したがって、収量もとても少ないです。
「品質は絶対に落とせない」が合言葉。。

季節限定のお茶。ぜひ、新茶の頃に、味わってみてください。

☆ティーバッグ3種 各種2.5g×20パック入り

・緑茶ティーバッグ  550円(税別) 生分解性テトラ型パック、タグ付。
・紅茶ティーバッグ  550円(税別) 生分解性テトラ型パック、タグ付。
・ほうじ茶ティーバッグ 360円(税別) 無漂白紙パック、タグなし。



緑茶ティーバッグは、一番茶の後の遅れ芽の「刈番茶」、1.5茶とも言います。
それと、白折(一番茶の茎)を使っています。

紅茶ティーバッグは、さくら紅茶とほぼ同じ原料です。

ほうじ茶ティーバッグは、一福ほうじ茶を粉砕したもの。

どれも、水でもお湯でも出やすくなっています。


以上が、桜野園定番の、無農薬シリーズ7種です。


ぜひ、暮らしのおともに、ご賞味いただけたらと思います。