その日事務所へ帰ると・・・・・対象者の近所のお婆ちゃんから連絡が入った。
「わしじゃ、わし・・・」
「あぁ!お母さん!!先日はありがとうございました!!」
「帰ってきたぞ・・。」
私は知っていたが・・・お婆ちゃんの善意だ。素直に頂戴する。
「本当ですか!何時頃・・・ふんふん・・・・判りました。お母さん、本当にありがとう!お世話になります。」
そう言うと電話を置いた・・・・。
「彼女っすか?」
「・・・・・・まだ言うか・・。」
「ありゃ~間違いないっすね!!」
Y君が悪ノリする。
「あのな・・・・人が善意で情報提供してくれるのを・・・たとえ冗談でもそんな事言うもんじゃないよ・・・。」
「すみませ~ん・・・判りました~っは~ん・・・」
目が判っていない・・・・。
「社長、対象者どうだったですか。」
「そうそう・・・・悪かったなM君・・・・この映像見てくれ。」
「はい・・・・・。」
私はY君の馬鹿な悪ノリを振り切るかの様にM君と打ち合わせに入った・・・。
「これは・・・・・サングラスですか・・・素顔になったら難しいですね。」
「うん・・・でもな、身長も比較的高いし・・・見た目結構目立つからサングラス外しても判り易いとは思うよ。」
「だといいんですが・・・。」
ま~つりだ!祭りだ祭りだ・・・・♪♪(by三郎)
その時Y君の趣味悪っ!な携帯が鳴る・・・・・。
「おっ!僕の若い彼女だ!!」
Y君が私を見て勝ち誇った様に言う。
「けっ!!うるせ~から外で喋りやがれ!!」
「なっ!なんすか!!酷いな・・・・。」
「あのね・・・・ここはお・し・ご・とする所・・・・あんたの彼女なんかおそとで充分♪」
「はっはっはっ・・・・・僕の彼女が若いからって妬かない妬かない。」
「うるせ~な・・・・早く出ね~と切れちまうぞ!!」
私の方がキレそうである。
「あっ!ハニー」
私は馬鹿は相手にせず・・・Y君より少しまともなM君と打ち合わせを続けた。
「は!?」
「はぁ!!?」
「ほ?!」
「え・・・・・。」
「どぅは~!!」
「●△×○◎■~!!!!・・・・・・・・」
相変わらずY君は訳の分からない奇声を上げていた・・・・。
「・・・・・・・・。」
暫くすると・・・・・何かし~んとしている・・・・・・・。
最初気付かなかったが・・・・Y君が携帯を握り締めたまま・・・・放心状態に陥っている・・・。
私とM君は・・・・キョトンとしてY君を見る・・・。
「どうか・・・・したんですか・・・・?」
「・・・・・・・・・・・。」
「おい!Y君?・・・・M君が聞いてるぞ!」
「・・・・・・・れた・・・・・。」
「はぁ!?何言ってるかわかんないよ!!」
「ふ・・・・れた・・・・・・・・。」
「だから!!なんなんだよ!!仕事中だぞ!」
「ふ・・・・ふられた・・・・。」
「!!!!!!??」
(続く・・・・か?)
※弊社はお客様のプライラバシー保護や個人情報の保護には万全を期しております。この物語はフィクションです。登場する人物や団体は全て架空のものであり、実在する人物・団体とは一切関係ありません。尚、作品のリアリティを追求する為に、私を含む弊社スタッフは全て本物です。悪しからず。
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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています
紳士で格好良い私や変態でアホなY君の会社はここ・・・・
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株式会社OTS探偵社
ここを覗いてもらえればお話の見方もきっと変わるはず 役に立つ探偵グッズ・防犯グッズに興味がある方も是非どうぞ!これからお話の中でどんどん出てきます!まず予習!!
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あいざわ調査室ネットショップ
この度「東日本大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興と、被害を受けた皆様の心の傷が癒される日が来ます事を陰ながら祈念しております。微力ですが(社)日本調査業協会を通じ御支援の一端を担わせて戴ければと思っております。
㈱OTS探偵社 熊本興信所
梅木 栄二 スタッフ一同