保険金⑩ | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。




「や~い!や~い!」


「ヘボ社長~!!」


「ば~か!!」


「デブ!!!」 ←(禁句)


・・・・・まずい。


私は車中で焦っていた。


Y君やM君にここぞとばかり馬鹿にされる声が聞こえてきそうである・・・。


なんで気付かなかったんだろう・・・。


確かに・・・・・ヤ●ザの丁稚が乗る車は・・・把握していなかった・・・。


その丁稚の顔さえも把握していないし勿論旦那の顔だって今朝初めて見た。


仕方が無いといえば仕方無い事なのだろうが・・・。


しかし全く予想もしなかった展開。


対象者である原告が現在家に居ないかもしれないという事実・・・。


ほとんど毎日子供の通う学校を担当していたのは私だ。


もっと早く気付いていれば・・・・・他に方法や対策もあっただろうに・・・。


頭の中にあの2人が笑いながら私を馬鹿にする顔が浮かんでは消える・・・。


そもそも私が経営者だという自覚すらあの2人には無いだろう・・・。


不味い・・・・ホントにま・ず・い・・・・・。


見なかったコトにしよう!


なんじゃそりゃ!駄目じゃん!


私は自問自答を繰り返した・・・・。


普段、2人が面取り(写真に写る対象者も見つける事)を失敗した時は・・・・。


「なんじゃ・・・・君達は・・・・・はぁ~・・・・。」とぼやく。


自慢じゃ無いが、面取りだけは誰にも負けない自信がある。ぶっちゃけ写真なんか無くとも当てる事だってしばしばある・・・。


探偵にとって意外と難しい「面取り」


これはベテラン・新人に関わらず苦手とする人も少なくは無い。


しかし・・・それこそが私の「得意技」なのだ。


勿論冗談だが・・・・たまに神懸り的に対象者を見抜いた時・・・


「う~ん・・・・2人とは人としての格が違うからね・・・か・く・が!」


と馬鹿にしているのは私の方である・・・。


実際に街中で写真を見た事も無い対象者を当ててしまった事もある。その時Y君とM君は対象者の職場である雑居ビルの下に張り込んでいたにも関わらず見逃してしまった・・・。


なぜ当たったかは私にも判らない。


その都度余計な事を言ってきた私・・・・・


この隙を2人が見逃す筈は無い・・・。


「どうしよう・・・・。」


そんな困り果てている私に駐車場で開店を待っていると勘違いしたスーパーの店員さんが声を掛ける。


「お待たせしました!もう開店しましたよ!」


「あ!は・・・・はは・・はい。そうですね・・・。」


小さな親切・・・・・である。


私は仕方無くスーパーでコーヒーでも買おうと思って入店した。


は~ぁ・・・・・素直に謝ろう・・・・。


そう考えていた矢先。


「んっ!?」


「えっ!?」


2人は出会ってしまった・・・。


         (続く)


只今、現場が大詰めの為、読者の皆様にはご迷惑おかけしています。また、ペタ等今日までお返しが出来ません・・・・重ねて深くお詫び申し上げます土下座

※弊社はお客様のプライラバシー保護や個人情報の保護には万全を期しております。この物語はフィクションです。登場する人物や団体は全て架空のものであり、実在する人物・団体とは一切関係ありません。尚、作品のリアリティを追求する為に、私を含む弊社スタッフは全て本物です。悪しからず。



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この度「東日本大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興と、被害を受けた皆様の心の傷が癒される日が来ます事を陰ながら祈念しております。微力ですが(社)日本調査業協会を通じ御支援の一端を担わせて戴ければと思っております。


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