裏切りの代償② | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています・・・・




こちらを見て頂ければお話の見方もきっと変わるはず! 探偵グッズに興味のある方も是非どうぞドキドキ

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 ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」コラム-あいざわ調査室ショップバナー





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「来た!!!!」


私は・・・思わずお客さんに対し叫びそうになる!!


「お・・・・・・・オフィストラストサプライでございます・・・。」


「え?」


「え?」


「あれ・・・・・セ○ムさんじゃ・・・ないの?」


「は?・・・・・・・・・」


私は顔面蒼白になった・・・。


「ち・・・・違うと・・・思います←(この辺がまだ未練)ケド・・・・。」


「いや~・・・・ゴメンなさい間違いました!!・・・ガチャッ!!・・・プーッ・・・プーッ・・・」


「ブチッ!!!」


頭の中で・・・・何かがキレる音がした・・・。


「ふ・・・・・ふざけんな~!!!!」


私は・・・受話器を投げつけた!!


当時から・・・・某大手警備会社との間違い電話は・・・しょっちゅうかかってくる。(あなたのおウチもセ○ムしてますか?)


しかも・・・・・


「フリーダイヤル」


当然・・・・・・


電話料金はウチ持ち。


私は気が狂いそうになった・・・・。


独立・開業したはいいものの・・・・・・


当時まだまだ駆け出しだった私達は毎日が不安で一杯であった・・・。


頭の中でどんなにご依頼者に対し手厚いサービスを行なおうと思っても・・・・


その肝心の「ご依頼者」が当社の門を叩かない限り・・・・


全ては「絵に描いた餅」みたいなものである・・・。


「はぁ~ぁ・・・・・・・・・」


私とY君は・・・・呆然自失となっていた・・・。


こうなったら・・・・・・・



Y君に「保険」かけて・・・・・


行方不明になってもらうか・・・・・


しかし・・・反対にこっちが「行方不明」にされそうである・・・。


そんな事を思っているウチに・・・・・・


「ジリ・・・・」


ハッとして私とY君は顔を見合わせた!!


・・・・・しかし・・・・・過度の期待はしないほうがいい・・・。


私はそう思いつつ・・・電話に出た。


「オフィストラストサプ・・・・サプライでございます・・・・。」


思わず「噛んで」しまった・・・・現在社名を変更した理由もその辺にある・・・。


舌足らずの私には社名が言い難かったのであった・・・。


私が勝手に耳まで赤くなっていると照れ・・・・電話の向こうは女性の声であった・・・。


「あの・・・・電話帳で見たんですけど・・・。」


や・・・・・・



「やった~!!!!クラッカー


私の頭の中は一瞬軽いパニック状態になった!!


待ちに待った新規のお問い合わせである!!!


思わず生唾を飲み込んだ・・・・。


私は・・・・・


細心の注意を払いながら声をかける・・・。


「そうですか・・・・・ご相談ですね・・・・ありがとうございます・・・。」


決して電話の向こうのお客様に・・・・恐怖心や不安を与えてはいけない・・・。


増してや・・・・


「契約しましょう!!」ビームを発してもならない・・・。


しつこい様だが・・・・・・




本当に「テレクラ」状態である・・・・。


「あの~・・・・主人の事で・・・・」


「ご主人様の事なんですね・・・・如何なさいましたか?」


「それが・・・・どうも女性がいるみたいなんです・・・。」


「そうなんですね・・・・差し支え無い範囲内でお話戴けますか・・・。」


「あの・・・・・」


「はい?何でしょう??」


「秘密は・・・・厳守して戴けるんですよね・・・。」


「勿論・・・・調査をお引き受けするしないに関わらず・・・今日のお話が外部に漏れる事はありませんよ・・・。御心配無く。」


「そうですか・・・・では事務所にお伺いしても大丈夫ですか・・・?」


その時・・・・


頭の中で・・・・


「キタ~!!!!!キターと叫んでしまった!!


久々の来客である・・・。


私の心は躍ったサタデーナイトフィーバー


その後の調査の行方を知る由も無く・・・・・・


(続く)