その昔、VHSビデオに録画したお気に入り音楽番組がある。
画質は少々悪くなっても音質はさほど変わらないから、
という理由で、何と「3倍モード」で録画しているのだ
まっ、先の理由はいわゆる後付けで、
実際は単なる「勿体ながり」だったわけだ
120分テープに360分録画できるのだから、
テープ(お金)の節約になるということ。
そんなことはさておき、
そろそろDVDに保存しておいた方が良いかなと、
ビデオデッキをしっかりクリーニングして、
とりあえず確認のために再生してみた。
すると、
何とまあ、とっても綺麗な映像
アナログテープの3倍モード録画なのに
ビデオデッキは1990年製の普及品なのに
テレビも1987年製の14型なのに
と思うのだが、とにかく綺麗なのである。
恐るべし、アナログ
くっきりはっきりしてるのは今のデジタル映像の方なんだろうけど、
いやはや、何ともいえない良い雰囲気なんですよ
音楽の世界でも、
20数年前からデジタル化が進み、
20年前くらいにどっとその波が押し寄せ、
あっという間に普及していった。
わかりやすいもので言えば、
レコードやテープがCDになっていったということ。
デジタルかアナログか、
という議論はその頃から現在まで続いている。
詳細に説明する時間はないけど、例えば、
デジタルは綺麗な音でアナログは良い音、
デジタルは冷たい音でアナログは暖かい音、みたいな感じ。
僕はアナログの方が好きなんですが、
録音機材をすべてアナログで揃えようとすると、
広い部屋と最低数百万の資金が必要だし、
メンテナンスの手間と費用もかなり大変。
デジタル機材なら机一つと20数万円ですむ。
にかけるまでもなく、
デジタル機材で仕事してるわけです。
早くからデジタル機器を使っているので、
バリバリの「デジタル派」だと思われてるようですが、
本当はアナログ派なのです
あっ、デジタル全否定ではありませんよ。
デジタルとアナログは、
思い分け、使い分け、
なんだと考えてます。