壁際鉄道 曲線緩和工事2 | レールは、こころをつなぐ道。

レールは、こころをつなぐ道。 前記事の曲線緩和工事 区間の走行は快適になったが、そうなると更にその他の区間の曲線緩和工事に着手したくなった。

左図上辺にある犬吠駅から反時計回りに左辺の一の橋駅へ向かう区間は、発車するとすぐ左60度カーブし、

70ミリのバリアブルレールを挟んで右45度カーブして直進後左75度カーブで一の橋駅へ向かうという曲線が続く区間で、以前から気にはなっていたものの、昭鉄線敷地いっぱいをかすめているので仕方なく、スピードアップの障害となっていた。


壁際鉄道発祥の昭鉄線 を撤去移転するのは簡単だが、今後の接続や置き場はもちろんの事、犬吠駅の構造も異様になる為断念した。


そこで下図右上の犬吠駅から左60度・右45度・左75度と続く3連続カーブの曲線を、最初の2つの角度を赤線の様に左45度・右30度に緩和する事にした。



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そのため予定線敷地にある昭鉄線踏切そばの洋館付き和風住宅 の移転交渉を行い、かつて軒を連ねていた店舗住宅が揃って井中京極商店街 へ移転し空地となっていた70mほど離れた道路筋向いに移転することで決着したので早速曲線緩和工事に取り掛かった。


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この部分は現物合わせで接続されていた旧線路を、この付近のベースユニット脱着に不可欠のバリアブルレールを対象2ユニット境界上に設置する事を踏襲するため、端数レールを駆使して現物合わせで新線路を敷設した。


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立ち退きの後の更地は周辺ユニットとの接合部に合わせ最低限の範囲で斜めにカットし、本線ユニット側に同サイズのユニットを追加した。


こちらも試運転を行ったところスムーズに列車が通過するので不自然さが減り、環状運転を行っても安定感が増したが…そうなると残るもう1か所が…