建築士の設計ミス(住宅防音) | 生活防音と楽器防音室を語る

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木造住宅やマンションなどの生活防音、ピアノ・ヴァイオリンなどの楽器防音室(ピアノ・音楽教室を含む)に関連する記事を投稿します。

木造住宅の生活防音で最も多いケースが建築士の設計ミスです。

・外壁などの断熱材に発泡材(硬質フォームタイプ)を使用し、薄い遮音シートをPBと重ねただけの対策

・換気口を交通量の多い幹線道路側に沢山作り、戸外からの車騒音をまねく

・特注の木製窓などを多用し、気密性の乏しさによる遮音性能低下をまねく

・普通の障子を遮音性があると思い込む、笑えない事例


ほとんど、国家資格を返上したほうがよいか、または木造家屋の設計は一切やらないほうがいいレベルであり、このような建築士は沢山いるという業界の問題があります。


しかも専門業者にはただで情報を教えてもらおうとする建築士が多く、社会的な常識も欠落するような人が多いのが、さらに社会的信用を低下させている。

とくに酷いのが不動産会社に勤務する個人の建築士、または傘下に入っている建築事務所。

また、建築家と言われる有名建築士が、デザイン至上主義で設計した木造家屋には欠陥が多いという、業界の問題は、私の取引先のベテラン建築士たちが頭を抱えるような話です。


ある依頼者が言っていました。ネットで調べた限りでは、建築士に木造防音室を依頼すること自体が無謀な話なんですねと。

でも、専門業者による失敗事例もあり、いったい何を信じればいいのでしょうかと、言われました。


あるネットの情報掲示板では、壁の防音対策に「発泡スチロールを推奨した」建築士がいました。

これは問題外であり、まったく効果がないだけでなく悪くなる場合もあります。


建築士は遮音設計マニュアルや、ゼネコンが作成している防音設計マニュアルを見て基礎的な勉強をしたほうがいいでしょう。

そのうえで担当現場の効果を検証して補正していくべきです。