◎ 和紙づくしの家 「上館の家」 竣工写真ちら見せ
以前にブログで紹介したように、上館の家は小国手すき和紙をふんだんに使った住宅です。LDKは障子だらけで、それも桟を表に見せない太鼓障子。ほんやりとシルエットが出る陰影が何とも言えない雰囲気です。
月見台の屋根が写っておりますね。
古色色に似た風合いのある色具合がいい感じ。そして柿渋を塗ると丈夫になります。柿渋は匂いがあるのではないのでしょうかというご意見もいただきましたが、塗った直後は何とも言えないすっかい匂いがしますが、十分乾燥しているので匂いは飛んでおり、無臭です。
これはキッチンの囲いの状況。ピーラーの笠木に、杉の縁甲板で壁を仕上げております。笠木はウレタンで防水し、壁は蜜ろうワックスで汚れ止めをしております。
蜜ろうワックスは木部では万能選手の働きをします。
建具枠や柱などの汚れ止めにももちろん使いました。
2階の個室には、お施主様が小国和紙の工房まで出向いて、自ら漉いた和紙を、好きなデザインにカッターで細工
したモノを使って、「和紙のステンドグラス」にしております。
もちろん、アントニンレーモンドの新発田カトリック教会へのオマージュです。
レーモンドの教会へのオマージュは、大和塀にても使われて、これは新発田の建築であることを主張しております。
オーガニックスタジオ新潟のHPのギャラリーへの掲載は、外構工事が完成してからにしますので、しばらくお待ちください。