オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

「オーガニックスタジオ新潟」という小さな工務店を経営する社長のブログ。高性能・エコハウスを当り前にするために日夜奮闘中。住宅はもちろん、ド!ローカルな新潟情報、建築、子育て、アート、暮らしの知恵などごった煮でお送りします。

写真アルバム で過去の施工実例をすべて公開中。


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建築知識ビルダーズ27号  飯塚豊氏特集!

 

2016年、今年コラボしているi+iの飯塚豊さん。

著書「間取りの方程式」は発売後2年たっても売れていて、

ロングセラーの様子を見せております。

 

 

 

 

設計事務所に住宅を頼む人は、設計に対して期待値の高い方です。

まして、新宿に事務所を構えて、「間取りの方程式」なんて本を出すような建築家のセンセイに頼もうという人なんぞは、かなり気合が入っていることは想像に難くない。

いわゆる トップクラスの「うるさ型」のお客さんです。

 

i+i設計事務所に行くクラスの人が、もしも 普通の工務店にお客さんとしてやってきたら、完全に対応できないことでしょう。

 

そういう方々を常日頃から対応して、鍛えられている。

コラボしてわかってくるのは、飯塚さんの鍛え抜かれた実力です。

詳しくは構成の都合で別の機会に取っておきます。

 

何の機会だったか、ビルダーズの木藤編集長と、オガスタ新潟がなぜ飯塚氏とコラボってるのか話をした。

結論だけいうと、飯塚氏は工務店と組むうえでは非常にGOODな建築家です。

このやり取りが木藤さんのスイッチを押すきっかけになったのか

 

 

 

ビルダーズの27号は、飯塚さん特集で、

20ページものボリュームで、

「間取りの方程式」の世界を、図面と大きな写真で分かりやすく紹介している。

 

その前ふりと言ったら失礼ではあるが、

秋山東一氏の生み出したフォルクスハウスが概要として紹介されている。

 

 

飯塚さんのプランニングメソッドの参考に研究したのが、F・ハウスだというし、

鹿児島のシンケンの迫社長がメソッドを完全に消化し、我がものとしているのは有名だ。

「日本一の工務店」のプランニングの方程式である。

 

基本ベース+下屋というメソッドは、

趙海彦氏の「現代町家」の設計メソッドとかなり近しいと感じました。

この両者の関係はわかりませんが、

ともかく、工務店の実践的なプランニングのフレームワークであることは間違いない。

 

 

 

3章は各論として、工務店の施工事例が3件掲載。

そこに日ごろ仲良くさせてもらっている面々が並んで誌面を飾っている。

 

 

 

 

あすなろ建築工房」の関尾社長のできたての自邸が8Pに渡り紹介です。

奥様とお子様がモデルで登場してほほえましい。

関尾さんは工務店店主ですが、前職は日本最強の設計事務所である日建設計の山梨グループにいたこともあるエリートで、もちろん設計もうまい。

ルックスも たぶん 工務店経営者の中で日本一のイケ面であるってのが反則です。

 

 

オガスタ新潟を研究してくれていて、

全社員で 当方に来訪してくれたこともあるんです。

 

 

 

 

扇建築工房の鈴木さんの設計の最新作も8Pで紹介されている。

FB上の工務店の勉強会の幹事をやっていて、工務店が自分の力で経営を切り開いていけるように、積極的に勉強会で仲間と研鑽している。

 

工務店世界のBOSSである。

 

真四角の寄棟屋根は「方形」という三角屋根になるのだが、(堀部さんの手法を研究した?)

3棟で揃えてリズムを創り出している。贅沢な2世帯住宅だ。

 

もう こうなてくると 並の設計事務所がしっぽを巻いて逃げるほどの腕前である。

さらに 外壁で使っている焼杉は、鈴木社長がFIREしたらしい。 

 

鈴木氏は某パワービルダーの凄腕店長で、鬼軍曹だったはずの前職であるが、

今は もはや 十分に内部留保が蓄えられてしまったので、

悠々自適に好きな家をつくっている。

 

 

本号のビルダーズ、飯塚特集であるが、正直、すでに研究は進んでいるので既知感が強い。

なので、日本エコハウス大賞2016の詳細を紹介したページが読み応えがあった。(笑

 

 

設計島の三浦さんのはグランプリだし、

 

部門賞・協賛賞に選ばれた人々も半分は仲間の工務店である。

 

富士ソーラーハウスの大澤さんのところは美しいですなぁ

 

なんだか、こうしてみると実力のある連中と日頃からやり取りしているんだなと、

しみじみ思いました。 ありがとね。

 

ビルダーズはこれで終わらない。

 

北海道のビルダーとして、もっとも設計力があるだろうと

誰しもが認める須藤建設の事例紹介と、

 

 

 

西方設計の事例連載は10回まで回を重ねた。

ついに次回は、新築ほかほかの自邸を紹介するらしい。

そして鎌田教授の連載も4回目が掲載されている。 

3者の新住協の中枢の方々でリレーをしている。

 

 

〆はもちろん森山さんの戦国武将である。

 

2016年に大ブレークしてしまって、

「ピンクレディー並みに忙しい」ことになってしまった。

森山さんとコラボに手が上がっていたなら、

きっと頓挫するはめになっていただろう。(汗

 

さて、

飯塚さんコラボの住宅は着工しました。

現場ブログ・設計ブログで紹介もあると思いますが、

こちらでもまたの機会にご紹介します。

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ソーシャルメディアにおけるフェイスブックは、

友録している人間の間でしかやり取りは見ることができない。

実に非公開だともったいない有意義なやり取りが時にある。

 

ブログは、私のもつメディアであり、(オーンドメディアという)

だれでも見ることができる。

 

以下の記事は 24ものシェアの連鎖を生み、大盛り上がりだったので

前回の「エアコン室外機事件」に引き続き、公開します。

 

【住宅営業マンは建築のプロ・・・という幻想】


泣く子も黙る、大手ハウスメーカーの中堅営業マンと
世間話をした。 30代後半のバリバリだ。
相変わらずノルマがきつく、昔ながらの世界だという。
「エクスナレッジって知ってる?」
か聞いたら知らないという。
やはり。 ビンゴだ!
*エクスナレッジとは、
日本最大の建築専門の出版社である。


建築知らなくても 販売の成果は出せる。
自分のところの商品知識があることのほうが大事だ。
「一般的な建築知識」は むしろ知らないほうがよく売れる。
例の新潟 最大手ローコストパワービルダーでも、
余計なことを知ると 離職するので 
建築については 教えないということが先日知ることができた。
「知識・スキルが無くとも、売れる安さと会社の仕組み」
が強みである。


営業マンは、自己啓発・精神論の研修が主体だ。
まー この業界はそんなもんだ。
パッと見 建築のプロの顔した、つぶしの効かない
「売り子」が 人生最大の買い物の世話をしてくれる。

 

以上がFBで私が過去の自分も思い出しながら、記事にしてみた。

かなりコメントが付きましたが、一部だけ転載。

 

 

小原 隆さん (『日経ホームビルダー』前編集長)

注文住宅か規格住宅か、扱う住宅によっても違うのでしょうね。規格住宅の営業マンがなまじ建築知識を持つと、会社が望んでいないことをつい提案してしまいそうです。

 

相模 稔
「小原様、おっしゃるとおりです。バカに維持している営業は規格プランしか売っちゃダメです。 でも こんな状態で、こうした営業マンが、施主と基本プランの打ち合わせを、設計マン同席無しで単独で行ったらどうなるでしょう? 実はゴロゴロあるんです ローコストの注文設計は ほぼ営業プランですよ。 直下率でどうしようもないのが 熊本で問題になった。 この問題の原因はここにありますしね。」

小原 隆さん
営業マンが持ち帰ったプランを顧客納得済みということで、上司も設計者もプレカット会社も質さず、順法という錦の御旗の下にまかり通ってしまう。そんなことなら、ペッパー君に営業設計やらせればいいですね。

 

* 近年のAIの発展は目覚ましく、 数年以内に 夢物語ではなくなるだろう。

 

 

 

24のシェアは一般の方が多かった。

名前出だしてもよさそうで 有意義なものだけ相模チョイスで 以下 ご紹介。

 

松尾和也さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

住宅メーカーで家を建てようとしている人は知っておかないと損する内容です。なぜ相模さんがこういうことをよく知っているのか?それは彼自身が昔そこにいたからであり、それが嫌になって抜け出したからに他ならない・・・。かくいう私も全く同じ境遇なのでよーーーーーーーーーく理解しています。

 

 

すぎやまなおきさん (ウィーン在住の指揮者)・・・・・・・・・・・・・・

先日、さいたまでZEHやってるっていう◯ハウジングの専務さんが来たので「松尾和也さんご存じですか?」って聞いたらきょとんとしてました。

 

松尾さん「この引用・・・喜ぶべきか、悲しむべきか・・・・!!??」

 


木藤 阿由子さん (建築知識ビルダーズ編集長)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
わが社が指標になるかどうかは置いといて。
ビルダーズは、まさに住宅営業マンにも読んでもらえる住宅専門誌を目指したのですが、実際は住宅営業マンよりも意識の高いエンドユーザーに手にとってもらう率の方が高いという現状があります・・・

 

木藤さんのシェアにコメント入れたのが、桑原 人彦 さん (浜松の工務店経営者)

ビルダーズにはHMさんは載らないのでまず見ないでしょうね。」

相模 稔

「そう 全く別の生態系なんですよ。 地域産業ともあまり交わらないし HM って なんなんだろうね」
 
桑原 人彦 さん

職種というか職域が違うのでしょうね。僕も関わっているので否定はしませんし、純粋に市場が求めたものではないでしょうか。ある意味ここまでHMの市場が拡大したのは既存の工務店、設計事務所、大工さんによるところも大きいのではないでしょうか。」
 
木藤 阿由子さん
確かに戦後からバブル時代に市場が求めたことで根付いた産業ですよね。でも、これからはそうもいかない気がします。それこそ、地域の工務店や設計事務所が逆転するチャンスがきていると思っています!少なくとも、そう思って雑誌運営しています(^-^)
 

 

なんだか、 住宅産業とは何なのだ。

 

建築と住宅は関係ないのか?

 

いろいろ考えされる出来事が続いたんです。

 

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ゲイミンカンの作品 無垢の木のディスプレイ

 

 

 

市川さんは家具作家であるが、アート色の強い小物類もよい。

前にも紹介したが、

ウェンジのフレーミングのインテリアパネル(浴衣の型紙)は素晴らしくかっこよかった。

購入しようか迷ったが、これの似合う空間は。

カッシっとしたRCのパブリックなものがいいだろう。

 

市川さんはこだわるあまり、低放射ガラスをオーダーしたら

(値段を確認せず) 目ん玉の飛び出る請求があったという 失敗話をしてくれた。

 

(この写真の左のパネル)

 

 

 

 

我々のお客さんちに似合いそうで、欲しがりそうなものはこれだと思った。

無垢の板の真ん中をくりぬいて、ガラスで押さえている。

無垢の木のディスプレイである。

それなりの厚みの幅はぎ材を用いており、木質感がよい。

 

初期設定では、ヤマボウシの花びらを入れているが、

秋には紅葉をいれれば季節感を味わえる。

 

 

玄関の正面の壁にかけるだけでいい感じ。

さりげないし飽きないし、オガスタ建築のしつらえとしてぴったりです。

 

こんな感じで すでに完成物として製品化しているのを求めてもいいが、

好きな銘木や デザインの要望を伝えて オーダーも可能です。

 

ゲイミンカン 

★連絡先★ 

 942-0411 
 新潟県上越市安塚区安塚2501
 tel/fax 025-592-2011
 メール
geiminkan@gmail.com
ゲイミンカン 市川正和

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ゲイミンカンの作品  ミニマム ディスプレイ

 

鉄の角材を溶接し、箱型のフレームをつくり、木の板を組み合わせる。

立体を構成する3つの長方形は、それぞれ大きさが違うので、

フレームの立ち方と、板の敷き方で表情が様変わりする。

 

さらに敷く板も、重みのある色合いの銘木か、 風合いのある古材かで

見え方が全く異なる。

 

 

おもに一輪挿しのような小さな生け花のレイアウトにぴったり。

ありふれた一輪挿しが、フレーミング効果が加わると構図の変化が生じる。

 

 

華道家やインテリアディスプレーの方に重宝されるアイテムではないだろうか?

想像力を刺激されます。

 

じじつ、新潟のセレクトショップでたまに見受けますよね。

それ 市川さんの作品です。

 

大きさも3タイプあり、1万円前後から購入可能。

希望があれば大型のサイズも特注でオーダーできます。

 

ゲイミンカン 

★連絡先★ 

 942-0411 
 新潟県上越市安塚区安塚2501
 tel/fax 025-592-2011
 メール
geiminkan@gmail.com
ゲイミンカン 市川正和

 

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ゲイミンカンの工房へ潜入

 

家具作家の 市川さん。

「ゲイミンカン」で当ブログ内検索すると25回も過去に登場している。

デザインルームアマノの高木さんの設計した自邸には、6年前にお邪魔して記事になっている。 自邸ができる前は、安塚のさらに山奥の秘境にある廃校になった小学校を借りて、住居とアトリエ・作業場にしていた。

集落は「神々の住む里」と呼ばれ、天然記念物のニホンカモシカも現れるほどだ。

 

 

市川さんは東京ボーイで、大学も東京学芸大学の美術科を卒業している。

上越市が周辺市町村と平成の大合併した際に、小中学校も統廃合され、7つの小学校が閉校になった。時の上越市長は柔軟な考えで、アーティストが活動の場としてもいいだろうと、

安価で借りることができたという。

一部を改装し、住居・アトリエとし、また一部は地域の寄り合い所として機能してきた。

廃校舎でお化け屋敷になるより、人が使い生かされて運のよい校舎だ。

 

 

掘立柱建物の校舎は 床が緩く傾き、シングルガラスは斜めで完全に閉まらない。

ここは雪深いことでも知られ、多い時は平気で2mほどの積雪がある。

驚くことに こんなくそ寒い・雪深いところで、

若い 市川夫婦は10年間も住み、この地で創作活動をしていたという。

 

 

そんな古い木造校舎がセルフビルドで白くペイントされ、美しいギャラリーになっている。

 

 

今回の私の訪れた目的は、長年使い続けてきたソファが詰め物が出てくるほど老朽化したことをうけ、新調の依頼をすることだ。 

何か月かかるかわからないけど、できるのが楽しみです。

 

長い付き合いで仕事の品質と かれのだわりはわかっているので信頼はある。

創作のアジトを拝見し、市川さんは、家具作家である前に、

芸術家なんだなとおもった。

 

この地を選び、この地にこだわってきたのも、

環境の持つ力が必要だったのだろう。 ってのも訪れてわかった。

 

それと素材フェチなところもよくわかりました。

体育館の高床部分がストックヤードになっているのだが、

山ほど銘木のたぐいをコレクションしていた。 

 

家具屋 古物商に多いんだけど、 物の値打ちを知ってるが、

マーケット的な需要計算が頭にない。 

でもいいもの見ちゃうと買わずにはいられない。 

ってなるとお金もないのに買いこんじゃって・・・

 

というパターンに 彼もはまりがち。

私も 建具類でデッドなストックけっこうあるし、わかるんです。

 

 

 

また、古材好きなことを知り驚いた。

裁ち板も15枚くらい、(銀杏の一枚もの) 染物の型紙、炬燵の板など 持っていた。

私とコレクションが完全に一致した。 (笑

 

「古材を用いてこんなのつくって」

というオーダーがあれば、右に出る者はいないだろう。

 

ウェンジとリョウガン、チークという銘木を好んで家具を作る。

ウェンジなんてのは黒檀の仲間で 和室の床柱を飾るほどのものだ。

讃美眼と素材フェチで、極上のアート作品としての家具、

または、インテリア小物を繰り出している。

着色を好まず、木そのものの表情で勝負する。

 

例えば この左のアートパネル。 ウエンジのフレームに、ガラス2枚で

浴衣用の特大型紙を組み込んだもの

幾何学模様と 半分透け具合が美しい。 凛としたRC建築に似合う気がする。

かなり 買いそうになったけど、 うちのお客さんちは ここまで

びしっとしたのを入れたがらないんじゃないかと思いとどまって、

別のものを仕込みましたよ。

 

今回は、ゲイミンカンの名刺代わりの2つの作品をお買い上げした。

長くなったので ご紹介は次回以降としよう。

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