慰安婦問題は、吉田政治氏のフィクションである全くの作り話が始まりでした。彼の本で、済州島で「慰安婦狩り」をしたことを詳しく書いていましたが、全てが嘘でした。済州島の現地新聞である済洲新聞が、済州島に住む85歳の女性の「250余の家しかないこの村で15人も徴用したとすれば大事件であるが、当時はそんな事実はなかった」という証言を紹介するなど、吉田氏の主張には裏付けが無く、吉田氏の著書が出てから数年間に渡る追跡調査の結果、吉田氏の慰安婦に関する内容は事実でないと報じています。

 

その後も、慰安婦が日本軍や官憲に強制的に連行されたという物証は全く出ていません。元慰安婦の韓国人女性の発言は、コロコロと変わり 信用できないものが多く、中には朝鮮戦争時に慰安婦だったときのことを証言としているものもあります。

 

アメリカの公文書にも慰安婦が「性奴隷」ではなかったという資料が残っています。ビルマのミートキーナをアメリカが陥落させた後、捕らえられた朝鮮人慰安婦20人と日本の民間人2人に対して19448月にアメリカ軍は尋問を行ないました。そのときの聞き取り調査の報告書には、以下のようなことが記録されています。

 

・慰安婦達は、志願して雇用され高額の給料を貰っていた。

・慰安婦は強制されたものではなく雇用されていた。

・街へ出かけて化粧品や洋服など好きな物を買っていた。

・時間の関係で全てのお客(兵士)にサービスができない事を悔やんでいた。

・日本人の兵士達とスポーツをしたり、ピクニックをしたり宴会をしたり様々なイベントを一緒に仲良くやっていた。

・借入金がある慰安婦は、その返済が終われば希望すれば国へ帰ることも出来た。

・日本の兵士と結婚する者もいた。

 

この調査の最初の部分では、「慰安婦は売春婦もしくはプロのキャンプ・フォロワーにすぎない」と書かれています。ヨーロッパでは、商売するため売春婦が軍について行ったようですが、それを「プロフェッショナル・キャンプ・ フォロワー」と呼んでいました。慰安婦についても、それと同じ戦場売春婦で、しかもかなりの高給取りであったと結論付けています。

 

慰安婦が当時の大卒初任給の15倍の月収を得ていたことは、以前のブログ で書きました。上記のアメリカ公文書には、売春婦の稼ぎも記録されており、そこでは月に1,500円稼いでいた売春婦もいたようです。そのうち半分は売春宿の主人の取り分になりますので、750円が売春婦の収入になります。ちなみに当時の日本軍の上等兵の月給は10円くらいでした。兵士の75倍の収入を得ていて、上記のような自由もあった人は本当に「性奴隷」なのでしょうか。

 

また「慰安婦は性奴隷だった」という嘘は、我々日本人の祖先を不当に侮辱するだけでなく、子供にも不要な罪悪感を与えてしまいます。実際に、慰安婦像がアメリカに設置されてから、慰安婦のことで日系や在米日本人の子供が虐められるという事態も発生しています。

 

慰安婦について、事実と異なる嘘や捏造で日本を責めたてることに対して、しっかりと情報発信をして反論していくことが必要です。また、我々日本人が慰安婦について正しい知識を持つことも非常に重要だと思います。