命名の重責・・・ | 大前神社~神道信仰とともに歩む~

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大前神社の神主が綴るブログです。
神社はご祈祷やお祓いのイメージが強いですが、もちろんそればかりではありません。神道・神社・信仰に関わることから地域のことまで、ぐっと神社に親しみを抱いていただけたらと思います。

昨日、タレントの上原美優さんが命を絶ちました。


助勤の先輩神主から、命名については、


「芸能人や芸人の名前を見るとよく分かる・・・。」


と言われていたのを思い出しました。




上原美優(上=3、原=10、美=9、優=17)

陰陽=○●○○

五行=火-水-土(大凶-大凶)

天格=13 人格=19 地格=26 外格=20 総格=39


陰陽については、
「陰陽の交錯宜しきを得、変化極まりなき象なれば、身体は壮健にして富貴長寿を保つことができる。然し、如何ほどこの条項のみ完備するとも他の条項に不備あらば、その影響にて禍を受けることがある。」


五行については、
「成功しても長続きせず、破産や事故、病気等に見舞われ運の急落の暗示あり。若き頃は平穏無事だが、やがて困難や苦労に見舞われ、不慮の災いから致命傷を負う暗示あり。」


各格数については、
天格の13「自己の才能によりて如何なる難事も切り抜け、自ずから富貴幸福を獲得し、晩年安楽の生活を為し得る幸運数である」

人格の19「旧業を改め新たに大事業を企画する勇気あるも、闘争性があるがため常に平和を得ず困難辛苦多き凶運数である」

地格の26「大海に漂う孤舟の如く。艱難多くして援助者なく不安の一生を送る凶運数である」

外格の20「しばしば大困難に遭い大志を抱きながら貧苦に悩み終生を送る凶運数である」

総格の39「貴重なる運数にして地位財産長寿の三徳を具有し富貴幸福を子孫に伝え得る吉運数であるが、姓の20名の19の如きは反って最も凶悪な姓名となる。」



名付けが良ければその人が必ず成功するかと言うと、そういう訳でもないですし、

逆に悪いからと言って全ての人が悪い人生を歩むわけではありません。


しかし、百に一つでもそういうリスクが生じるのなら、それはないに越したことはありません。


赤ちゃんの名前を見て欲しいと依頼され、その名前は良くないですよとお伝えしても、どうしてもこの名前にしたいと決めてしまう親御さんもいます。


でも、愛しいわが子への名前のプレゼントであると同時に、人生のリスクのプレゼントであるかもしれないということは、自覚しておく必要があるのかもれません。



同時に、読みにくい名前、単なる当て字の名前、外国風の日本人の霊性にそぐわない名前

(米国人からI'm Ryoma Bush.なんて言われたら、相当な親日派か、ちょっと変な人かな・・・と思いませんか?自分ならかわいそうだなと思います。)

は、いかに吉運でもダメな名前です。




日本人らしさを感じない名前ほど、興ざめするものはありません。



そして、そういう孫の名前を認めてしまうおじいさん、おばあさん、責任は親御さんだけではないんです。しっかりして下さい。



※亡くなられた藤崎睦美さんのご冥福をお祈り致します。



神主「N」