先日も、テレビ東京の「やりすぎコージー」を見ていて思いました
パワースポットやらパワーフードやら、なんでもかんでもパワー○×だったりスピリチュアルと称して紹介したり・・・
本当にヒドイものです
現在は、1970代や1980代のオカルトブームに近い状況と言われています
スピリチュアルという言葉のオブラートに包まれているわけですが
大學の宗教社会学の講義で、教授がよく言ってました
「最近はスピリチュアルなどと言ってテレビ番組もオカルトブームの時に近い状況だが、“やらせ”には騙されないように」と
吾々のような宗教家からすると、あまりの稚拙さと程度の低さに笑いしか出ませんが、一般の方は宗教的知識が豊かなわけではありませんから、鵜呑みにしてしまう危険性が大いにあります
神社や仏閣の良さを再認識するきっかけ作りをしてくれているわけですから、あまり悪く言いたくはありませんが
パワーフードは胎児の形・・・はぁ・・・
鳥居をくぐるときは正中より外側の足から・・・神職でない一般の参拝者にそこまで求められていません・・
テレビという媒体の持つ力は絶大ですが、そのような媒体が作り上げる偶像に惑わされることなく、正誤の判断をできるくらいの宗教的知識は、やはり身に付けておくべきでしょうね
<神主・奈阿>