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Part1は、こちらから⬇︎
意識が途切れた方が負けの展開だ。
そんな中、久保優太はやはり焦っている。
ジャブに左を被せようとするタイミングも遅い。
返しの右フックもスウェーでかわされる。
久保は、フック系が増えてきたので、
左ボディから右アッパーなども散らそうと仕掛けるが、これもスウェーでかわされる。
そんな時だ!
お互いのジャブが交錯する。
そして、互いに左ストレートを決めに仕掛ける!
ゲーオの方が当たる!!
久保優太は、返しの右フックを気にせず振るうがパンチをもらった分とモーションも大きい!!
それに比べて、ゲーオはコンパクトに!
インサイドに!
右フックを合わせる!!
抜群のタイミングだ!!
横たわる久保優太の近くにいるのは宮田代表と前田憲作代表。
前田憲作は、その姿を見て「終わりだ…」と言っているように見える。
そのダウンしている久保優太をコーナーに登って見下ろすゲーオは、このガッツポーズを決める!!
「見たか!オラーッ!!」と言わんばかりだ。
この大会における会場が爆発したシーンだった!!
ーーーーーー
Part1に書いた事ですが、
あのノリノリになっている時の序盤における久保優太の振る舞いを見て、
僕は、第一回Krushトーナメントのリザーバーとして出ていた思い出の大会を思い出したんです。
水落を下して、ナオキックのカットによる欠場で、山本真弘と決勝戦で戦った試合。
あの日もノリノリだった。
だが久保優太は、元来持っている気の強さによって、
そして、山本真弘の雨あられの立体的なコンビネーションによって、土壇場で撃ち抜かれてダウンし、
逆転負けした劇的な幕切れ。
その時のノリノリになってる感じが似ている。
うまくかわしているが自信と変な焦りにも似た足の動きが減っていく流れに危うさを感じたのまで似ている。
久保優太は、
本当に華やかなスタイルで、
スピードも抜群にある上に、
ディフェンス勘も素晴らしい。
受け止めるような守り方はせずに、自信を前面に出す。
、、、のだが、負ける試合は「自信」が「過信」に変わり、
「興奮」が「焦り」に変わっていく。
ゲーオという百戦錬磨のヨードムエに対してもそうなってしまった。
確かに、ギリギリの試合だったかもしれないが、相手の手の内を明かさせておいて決めたゲーオが上をいっていたという現実が、この結果だったと言える。
ゲーオに、あと一歩に見せておいて、結局は掌の上で踊らされていたという考え方も出来るのでは無いだろうか??
僕は、今年見た格闘技の試合の中で一番好きだったのは、現時点ではカール・フロッチ×ジョージ・グローブスのリターンマッチだった。
この試合は、同等の価値がある!
いや!僕は、この試合の方が好きだ!!
ゲーオの入場曲から、最後の観客への勝利のアピールする姿!
何より勝者と敗者のコントラスト!
「オレが見たい試合は、コレだよ!!コレ!!!!」
って、心から思えた。
武尊×大雅も抜群に面白かった!
けど、この試合には勝てない。
それは何故か。
最高峰の試合では無いから。これに尽きる。
ちなみに、KOシーンのゲーオの位置取りがまたニクい!
やや右斜めに踏み込んでます。
だから、正対している形を取らされた久保優太の左ストレートはもらわずにゲーオの左ストレートは当たっている。
それが、返しの右フックにも全てが繋がっているんです。
以前、僕はゲーオについて書いている。
「獰猛な攻めを見せれば、堅実な戦いも織り交ぜる。
相手からすれば結局、どんなパンチがまだあるのか分からなくさせる」
と。
結局、そういうことです。
左右田との試合については、何を書けばいいのか…。
書かなくてもいいか…って気持ちさえあるんです。
それくらい、この試合は最高だった!
ありがとう、ゲーオ!!