ゲーオ・フェアテックス×久保優太Part1 | おおおかのボクシングBLOG

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そういえば、書いてなかった事がある。
この日のゲーオの入場曲は、いつものダンスミュージックではなく、あれはウィラサクレック・ジムの選手が使う曲だったのかな??

フェアテックス・ウィラサクレックの誇りを背負ったタイ風味のロックな曲で入場する。
いつものように、おどけて踊りながら入場しないゲーオ。

このトーナメントに参戦する前に、父を亡くした事を深く想い、
この日の勝利を父に捧げたいという強い意志を駆り立たせている!
セコンド陣も、亡き父の遺影を高々と掲げている!
おどけていないゲーオは、すごくいい顔をしている!!
文句無しに、カッコイイ!!

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というわけで、久保優太との一戦を書きます。

久保優太は、セルキシアンとの試合は割と慎重に大事に戦っていた。
でも、ゲーオと戦ったらどう変わるのか?
僕は、ワクワクしていた。

スタートのゲーオは、いつものようにハイキックからの左ストレートで脅していく。
久保優太はバランスを崩しながらも足をキャッチする。
そこから、ブレイクされた久保は、
上体、足、手などチョコマカと動かし、ゲーオの攻撃の左ミドルもしくはハイキックを打てないようにしていく。
変則的な蹴りを見せていく久保。
それを見ながらもゲーオはローから探る。
ローをカットしては笑顔を見せて、手招きして「来いよ♡」とアピールする久保優太!
{F7FAC034-EBF2-4B9E-87ED-3A126AB4C53D:01}
彼は、ノっている。
僕は、この時に思い出したんです。
僕が初めて見た、久保優太の試合を。。。
まぁーそれは、後で書こう。
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右の蹴りをブロックし、左のミドルハイを大きくかわして笑う久保優太。
{5489C013-EF29-4F54-B162-0B27C8D7F42F:01}
笑顔を見せる久保優太は、至福の時間だったのでは無いだろうか?
久保優太は、
ワンツー、右ジャブを打った後に腕を引ききらないでフックを軽く当て、
変則的な縦蹴りを見せて、ワンツー→右ボディ(脾臓打ち)を当てる。
ゲーオは、やりにくそうだが観察している。
左ストレートをステップバックでかわしていく流れの中で、
強引に詰めていくゲーオは、ロープ際で右のハイキックを見せる。
{D379E845-C50F-4F1D-8E84-D7453CDDC24C:01}
パンチも「後の先」でいく形でも久保優太は軽くだが当てていく。
ゲーオはまた仕掛ける。
ステップバックで捌く久保をまたロープ際で今度は左ジャンピングのミドル!
{B9DF02B1-5A2B-4B34-92E9-319321C2154D:01}
お互いパンチを交錯させるがパンチをもらわないを
ゲーオは残り13秒で、
たまに見せる獰猛なフックを連打で叩き込んでいく。
久保は、ブロッキングと足捌きでしのぐがゲーオは、ローをぶちかます!
久保は、スリップダウン。
ゲーオの気の強さが出た場面だ。
ここからがゲーオがスペシャルな存在だと知らしめる場面が出る!

久保優太は、スタートのようにチョコマカと動けない。
ゲーオとジャブを交換しあう流れの中で、ゴングと同時にゲーオがワンツーを決める。
そこで、久保は「後の先」で右フックのカウンターを被せようとしていた。
{BF77B869-EE86-4E86-974F-4013F7167575:01}
ここで、ゲーオは追撃に行った!!
強烈なワンツーだ!!
しかも、この矢のように射抜く左ストレートがバランスの悪い久保は後頭部にまともにもらってしまう!
{76535FA2-1F7E-4B7D-8142-9F557B875B9D:01}
ゴングが鳴っているために分かりにくいが、ヤバイ一撃だと思った。
1ラウンドにおける残り13秒からのゲーオの姿勢には、
獰猛さ・堅実さ・狡猾さが抜群にマッチされている。
正に、格闘技における「暴力(バイオレンス)」と「科学(サイエンス)」が融合されている象徴的なシーンに感じた。

2R
久保優太は、ステップを踏む。
ゲーオがローを放つのに合わせてワンツースリーとパンチを出す。
ジャブはヒットさせるが、あとはヘッドスリップでかわす。
その後だ!
久保優太の左ミドルをキャッチして、ゲーオは左をぶちかます!
いわゆる、タイナーだ!
{2FAA8A23-BC75-4A57-95B5-6AAC8C8D92AB:01}
ゲーオに悪意は無いが、もちろん、K-1では反則行為。
注意をされていたが、これもダメージを与えたように思う。

ここから、久保優太もゲーオもパンチを振るうがヘッドスリップとブロッキングで当たらなくてクリンチ。
{537206CB-3C71-46C2-A63D-FE821A3BE5C0:01}
互いのパンチの軌道・スピード・出処・クセなども理解してきてるのもあるが、スピード自体が落ちてきているのもある。
久保優太は、疲れたのか?
当たらない事を焦りを募らせていたのか?
パンチをもらわない自信が出来たのか?
全てが当てはまると思うのだが、ステップを踏む感じが無くなっていく。
そんな中でも久保のジャブはヒットするが、返しのフックはことごとく当たらない。
ゲーオも、見切っている。
意識が切れた方が負ける展開だ。

Part2へ続く。。。