田中恒成×原隆二 Part2 | おおおかのボクシングBLOG

おおおかのボクシングBLOG

ボクシング・格闘技観戦後の感想がメインです。

ブログランキングに参加しています。クリックお願いします。
Part1の続きです。

原選手は、心が本当に素晴らしかった。
インファイトに持ち込もうと、立体的なコンビネーション(左ボディフック、右フックやアッパー)で煽る。
それに初回から、右のビッグパンチも多くヒットさせてもいた。
頭突きも混ぜて、煽って乱打戦に持ち込もうとする算段。

原選手も大橋陣営も、
田中のディフェンスが受け止めるブロッキング&フットワーカーである事を理解しての戦術だった。
田中は、おまけに身体が堅いときている。
自分なりのサンデーパンチもヒットさせていただろう。。。
だが、負けてしまう。
戦術通りの試合は、遂行できたはずなのに。
田中のパンチ力は、そこまででも無さそうなのに序盤から原は効かされていた。
終盤のアッパーは仕方ないとも言えるのか…その後のパシャパシャ・パンチ。
もちろん、初っ端から原は、ギア全開で戦っていたのも、最後のTKO負けに繋がったともいえる。
けど、あれは先天的なものだと感じる。
対戦相手の質を上手く選べば、現在のミニマム級なら世界のベルトも巻けるかもしれないが、
結局は日本のランカーあたりと今後戦っても苦戦する世界王者というレッテルしか張られない。
といいますか、今の軽量級は世界王者になるより日本タイトル戦の方が質が高いのが現実と僕もファンも思ってる。

あー、田中について語らないといけない。
ハンドスピードが素晴らしいのは見ての通りですけど、冷静な時はパンチを放った後、オンガードの意識も高い。
足も早い…だが、前後の動きばかりに映る。
あと、ディフェンスはフックワーク中心なのと、縦ガードに頼る攻防分離型タイプだった。
原選手のあの攻撃に対して、あれだけの戦いをしたのだからスタミナもあるし、ハートも強い。
だが、僕がかつて初めて見た辰吉丈一郎のような煌びやかなものは感じなかった…。
それは、みんな思ってると思う。

原選手の右フックを何発もらっただろうか…。
カール・フロッチも、同じパンチをもらうが、基本的に世界の一流どころは試合の中で学習し、同じパンチはどんどん見切っていく。
(カール・フロッチの場合は、それさえも味方につけて、倒してしまうから超一流のエンターテイナーといえる)

田中は、目でかわすタイプなのだろう。
その目が一流では無いのかもしれない。(随分と目をパチパチするのが気になった)
世界にいくと、それではいけない。
もし、彼の階級がバンタム級より上の選手だったとしたら、ベルトを巻く器なのか…疑問符が付いた。

この試合は、田中選手にとって反省点の多い試合だっただろう。
ジャブも、パンチを被せられる意識があるのと、強引かつ立体的な攻撃の前に煽られてしまった。

田中にとって、非常に良い経験だったと思う。
原は、生粋の本格派インファイターでは無いのに、この苦戦。
田中は、どういう風に今後の糧にするのだろうか…。
彼は、絶対にアウトボクサーだと確信した試合だった。
判定上等のボクサーでもいいじゃないか。
KO=面白いわけではない。
現状では、随分と幅の狭いボクシングに見えたが、今後に期待しよう。
井上拓真とのプロでの再戦というドラマ路線??
それより、一階級上ぐらいには年齢的にすぐなるだろうから、その時はフィリピーナであるドニー・ニエテスとの試合が見たい。
それにしても、好選手だが天才???
僕は、見る目が無いのか?
いや、まだ若いから劇的に成長するかもしれないのは分かるが、現時点では、ちょっとガッカリだった。
ーーーーーー
と、まあ少し厳しめに書いてみました。
 
そういえば、リクエストといえば野杁正明と秋元の干されてる件について…とか、
京太郎×石田戦についてとかあった。

まあ、京太郎選手について以前書いたが、僕の本音を書きます。
僕は、石田選手の事がすごく好きだけど、京太郎が石田選手と戦うのにビビってる???
「はぁー!?見る目が無いのか?ボクシングオタクか??」
というのが答えです。
石田選手の事がすごく好きだという思いがぼくにはあっても、やはり京太郎は、
グーカン・サキ、
ジェロム・レ・バンナ、
ピーター・アーツ、
マイティ・モー、
ルスラン・カラエフ、
タイロン・スポーン、、、
名だたる強豪と戦ってるんです。
生命の危機を感じるのは石田選手と戦う事だろうか?
それとも、グーカン・サキと戦う事だろうか?
それは、どちらでもいいのですが、とにかく京太郎選手は逃げる人間ではありません。
ボクシング村の方にとって、K-1がまだ憎いのでしょうか???
選手であるキックボクサーやボクサーは互いのスポーツをリスペクトしあってます。
フィジカル・トレーニングやスパーなどで交わる事も多く、より理解し合えてるんだと思います。
素晴らしい事です!!
なのになぜ、ボクシングファンは…という思いを僕はたまに感じてるのです。

K-1にボクサーをぶつけて、ないがしろにされた??
僕の見解は、全く違う。
ボクサーの人達は、そのルールを理解した上で、ファイトマネーをもらって挑んだんです!
ボクシングはリタイアせざるを得なかったり、あれだけ脚光を浴びれなかったり、
ファイトマネーが手売りチケットの枚数×◯%だけだったり、、、。
それに比べて、という思いもあっただろうし、
それ以上に!!
ボクシングでは成し遂げられなかったことをやってやる!!
と、心にある戦いの炎が消えきっていない中でキックの世界に挑んだんです!!
覚えてる範囲では、前田、大東、鈴木悟、チェ・ヨンスなど(ビンス・フィリップスは辛かったなぁ~)の選手達に、逆に失礼な気もするんです。
そんな話を昔、友達Yとした記憶がある。
ーーーーーー
話を戻すと、僕は京太郎×石田は実現すると見ています。

問題は、ファイトマネー・スポンサー・テレビ放映などの色々な絡みじゃないでしょうか??
京太郎選手が、のらりくらりとあまり対戦の興味がない気持ちのコメントも分からなくもないけど、
角海老宝石ジムが「京太郎、やれっ!」って言ったら戦う気概はある選手だという事だけはどうしても書きたかった。

今日がK-1復活という日だからこそ、こんなことも書きました。
でも、これは僕の価値観です。
違うという思いも、僕は否定まではするつもりはないです。
人生観ですからね。
僕は巨乳より貧乳が好きですしσ(^_^;)

という、ゲスい締めになりましたが、
K-1見にいく方!もし、会場で見かけたら声をかけてもらえれば何よりです。
ではー
{68DE9040-9862-43D6-8C99-6BC2E89378D3:01}