田中恒成×原隆二 Part1 | おおおかのボクシングBLOG

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最近、厳しく書いてほしい的な言葉をよく頂戴してます。
というわけで、熱戦を繰り広げた「田中恒成×原隆二」を厳しく書きます。
面白い試合だったし、この熱戦を繰り広げた二人を讃えるしかないというのが率直な思いです!!
それを踏まえて書きますね。
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この試合が発表された時に、観戦に行こうかな?と悩んでいた。
で、雑誌を見たら
「辰吉×岡部の再来なるか!?」
的な事を書かれていた。

…そうなんだ、、、やっぱり見に行かなくてもいいか。
ミニマム級だし…。
何故か、こんな感覚に陥ってしまった。
僕にとって、「辰吉×岡部繁」はスペシャルな試合なんです。

「そんなわけないだろ!!」
って気持ちが変に芽生えてしまい結果、僕はテレビ観戦を選ぶ事となった。
捻くれ者なんです、僕。

それで一応、この対戦の直前に、二人の動画はチェックした。
過去の戦績やらも確認。

すると、「原の戦績 ・キャリアは、財産になってるだろうけど、それほどいい選手なのか?」という思いにさせられた。

日本、東洋のベルトを奪って確実にキャリアを進めている上に無敗でアマ四冠奪取。
文句の無い戦績に見える。
でも、タイトルを取ってから全てが判定。
なおかつ苦戦続きでダウンもしながらの逆転もままあるとか…。
ミニマム級で?
ダウンもたびたび??
苦戦を続けてきたキャリアゆえに心の強さは認める。
じゃあ、この選手が良くない所を探してみようとしたわけです。

パンチ力を意識して、タメが大きい。
一つ一つに「間」を感じるために、センスのいいカウンターパンチャーに合わされやすそう。
おまけに、脇も開いたガード。
打ち終わりのガードの緩さ。
これでは、全盛期のドネアなら2Rでジ・エンドだ。
おまけに、先天性のものなのか打たれ脆い。
その辺りも、スプリンター寄りな戦いである原は、アマのルールに助けられていた選手だったのかもしれない。
田中は、ハンドスピードが早い。
前後運動が主だが、足も早い。
パンチの打ち終わりも常にオンガードの意識も高いし、脇も絞れている。
本当に、基本レベルが高いボクサーだなと感じた…が、スケールが噂よりは随分と小さい。

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という思いをつのらせて、試合を観戦。
僕のメモをババッと書きます。
1R
・原は、いい出だしに見えるが肩の力みがすごいフッカーと化している。
乱戦に持ち込もうという策だ。
この力みが、上・下半身の繋ぎを悪くさせてるのもあって、すぐ効いてしまうのか?
反応の悪さは、力みが原因??
でも、3Rルールには強そうだ。
・田中は、とにかく膝が堅い。
2R
田中の予備動作のないジャブ→ストレートが出てきだした。
見切れてきたのか?でも、堅い。
3R
田中が、スピード差を見せはじめた。
いや、原がクロスレンジに活路を見出そうとする。
過去の苦戦したキャリアと戦術を遂行しようとする。
右フック、左ボディと立体的なコンビで煽る
・田中は、この攻撃に対して縦ガードを固めて受けるディフェンスを選んでいく
4R
田中、オンガードを優先する。
と思えば、左ボディストレートフェイントを織り交ぜて三発!
上手い!!
・原は、気合いで前に出る。
それにしても、ガードが緩い。
脇も開いている。
5R
頭突きと前に出る姿勢とフックで場をしのぐ原。
6R
田中は、距離を置いてイニシアチブを握ろうとする。
原はパンチもそこそこありそうだが、パンチを打った後の後続打にタメがあるため、ミドルレンジは狙われやすそうだ。
クロスレンジで活路を見出すしか生き残る道はない。
乗り切れるか??
7R
・田中、はじめから思っていたが原の右フックをこうも受け止めたり、もらうのは如何なものか…。
こんな判定が際どいぞ。
8R
田中の気の強い部分が出てきた。
というより、煽られてしまって乱打戦突入か?
その決断は、良しと思う。
原は、限界に近いバランスの悪さが出てきた。
9R
原は、はじめからエンジン全開のフルスロットルで来ていた。
おまけに、序盤から効かされていた。
根性・気迫で乗り越えてきてるが、限界が近い。
ガードも上がらない。
田中のアッパー。
でも、その後の手打ちパシャパシャのパンチ…。
亀田を思い出した。
10R
ラッシュで決めた。
ーーーーーー
と、書いてある。

この文章を読むと、
二人の「課題」というよりは、
「限界」を見た思いでした。

文字数の問題で、Part2に書きます。
すぐアップしますので。