石見銀山 <山陰の旅 その6> | 清流の森 ~九州の滝と風景~

清流の森 ~九州の滝と風景~

週末はたいてい九州内をあちこち廻って撮影してます。
写真に統一性がないのはご勘弁を。
日本の国立公園フォトコンテスト2019・2020 入選
西原村フォトコンテスト(令和元年度) 特選
グリーンランド花火物語フォトコンテスト 2023 特賞

石見銀山

龍岩寺間歩

所在地:島根県大田市大森町

地図:マピオン

世界遺産

 

去年、見事に世界遺産に選ばれた「石見銀山(いわみぎんざん)」 。

教科書に確か載ってたので名前だけは知ってましたが、別に興味もなく何処にあるかも知りませんでした。

ところが、世界遺産に選ばれて一気に有名に。

それでも興味はなかったのですが、人に連れられて行ってきました。

 

感想:全く面白くも何ともない

 

以上





 

 

 

 

 

 

まあ、全然面白くないです。

古い建物と町並みが残っていて、何となく懐かしい感じにはなります。

年配の方は良いかもしれません。

町並み

 

お寺

中国地方の特徴でしょうか?

屋根が赤いんですよね。

以前山口へ行ったときも屋根が赤くて変わってるなーって思ったのですが、

島根も赤い屋根だらけでした。

 

 

自販機

町並みに合うように作られているのでしょう。

結構写真撮ってる人多かったです。

他に撮るもの無いんですよね(苦笑)

 

 

自転車♪

銀山の入口までは結構距離があります。徒歩で片道40分くらい。

車は入れないので徒歩か、レンタル自転車、または上のような自転車タクシーもあります。

ガイドしてもらいながら楽に目的地へ。人の目線が気にならなければ結構良いかもしれません(笑)


 

町並みを歩き、途中からは川沿いの遊歩道を歩きます。

森林浴をしながらしばらく森の中を歩きます。

天気も良いし、せせらぎの音を聞きながらのんびり歩くのも悪くありません。

しばらくすると最終地点、龍源寺間歩<りゅうがんじまぶ> (一番上の写真)へ到着します。

坑道のことを「間部(まぶ)」と呼ぶそうです。

 

坑道内部

 間部内部

 

昔の人はすごいです。手作業でこんな穴を深くまで掘ったんですから。

天井も低いので頭を打たないようにかがんで歩きます。

 

しかし100mも進むと観光用の坑道は終了。

普通こういう鉱山後には当時の様子を再現した人形や、解説文などがあったりするのですが、

ここには一切無し。殺風景この上なし。

大分の鯛生金山の方がよっぽど楽しい。

 

10分もあれば出口にたどり着きます。

何が楽しいんだ?


 

 

資料館

せっかくなので資料館へ寄って、なぜ世界遺産に選ばれたのか?

何がそんなにすばらしいのかを学習してきました。

 

石見銀山が世界遺産に選ばれたのは以下のような理由からだそうです。


大航海時代の16世紀、世界で流通した銀のおよそ3分の1が日本の銀であり、さらにそのほとんどが石見銀山で産出されたものであったと言われます。
その影響力の大きさを示すのが、当時ヨーロッパで作成された世界地図(左図)です。日本の中でも「石見銀山」は非常に大きく扱われており、その存在の大きさを表しています。
 石見銀山の特徴は、自然を破壊せず、環境に配慮した「自然環境と共存した産業遺跡」であることです。そしてこれが、世界遺産として評価された重要なポイントです。

石見銀山徹底ガイド  より

 

世界的に重要な価値を持つ銀山であったことと、昔ながらの風景と自然が融和する風景であることが評価されたみたいですね。

世界遺産に選ばれたと言うことで自然を破壊し、観光地化してしまっては意味がないのでしょう。

逆に言うと観光で訪れても面白くない場所と言うこと。

現在は物珍しさで訪れる人も多いですが、人が普通に住む住宅街を観光客が歩くので地元の人は迷惑がっているとも聞きます。

 

おそらくリピーターはいないでしょう。

いずれはブームも去り、観光客も少なくなるでしょう。

そうなった時に収入がなくなり、せっかくの世界遺産に選ばれた町並みや遺跡の整備が出来るのかちょっと心配です。

 

正直お勧めしません。

特に子供なんか連れて行く所じゃありません。

すごく退屈して「早く帰ろうよ~」と言うこと間違い無しです(笑)

 

知識として「島根県に石見銀山という世界遺産がある」と覚えておきましょう。

それで充分です。

物珍しがっていくことは観光客にとっても地元で生活している人にとってもマイナスです(観光で商売している人は別ですが)。

そっとしておきましょう・・・。

 

※もし関係者の方が見てたらごめんなさい。あくまでも個人感想です。