東京のAPPIA、中部イタリア(トスカーナ、エミリアロマーニャ、マルケなど)でトラットリア、星付きリストランテ、肉屋兼ビステッカ屋 ダリオ・チェッキーニ での修行の後、弘前のオステリア エノテカ ダ・サスィーノ で1年ほど農作業、チーズ造りの傍らビステッカを焼かれていた、竹内シェフがジュエリーデザイナーの素敵な奥様と昨年2月9日にオープンされた、29(肉)にこだわったトラットリア。しかし、店名の29は「ニク」ではなく、イタリア語の29「venti nove(ヴェンティ ノーヴェ)」と発音するそうです。
ファサードは大きなガラスの開口部。イタリアンレッドの壁。店内も凝ったインテリア。他のテナントさんとは異空間のような造りですが、隣の炭焼亭さんの看板が妙にマッチします。
オープンな厨房には、竹内シェフと奥様の姿。
アラカルトのメニューから、数種類と焼きに時間がかかる肉を選び、まずは泡で。
イチゴのスプリッツァ、カンパーニャのQuid ファランギーナの泡です。
メニューは基本的に2人前から
突き出しは肉ではなく野菜。自分でオリーブオイル、ヴィネガー、塩をかけ食べます。
栄養バランスも大切です。
自家製子豚のモルタデッラ、自家製ソプレッサータ、自家製加熱ハム、イタリア産サラーメ
肉屋ならではのサルーミ
そういえば、西荻窪の界隈には自家製ハム、ソーセージ屋さんも沢山あります。
グラスワイン
PAITINE barbera d'ALBA をグラスで。ピエモンテのバルベーラ。肉に良く合います。
ウサギとズッキーニのフリット
ウサギをフリットで食べたのは初めてです。ウサギのジューシーな食感がたまりません。
ズッキーニの揚げ具合も絶妙です。ジャンルは違いますが、某店のゴボウ揚げを思い出しました。
庄内牛赤身の炭火焼
鶴岡のアル・ケッチァーノで食べて以来の庄内牛。赤身が魅力的なお肉です。
焼き具合も絶妙。
SAN GUISTO A RENTENNANO Chianti Clasicco をグラスで。今度はトスカーナのサンジョベーゼを。
料理通信3月号にも載っていた、ボロネーゼ、タリアテッレ
粗めに挽いた豚と牛の合い挽き肉を高温の油でカリッと揚げ焼きした、煮込まないタイプのラグー。先日、八戸のオステリア・デル・ボルゴ でも、このタイプのラグーを食べました。肉の旨みと肉汁が口の中に広がります。
肉がたっぷりのボロネーゼ。タリアテッレの食感との相性も素晴らしいです。
Sarpa Barrique di Poli
薫りが素晴らしいグラッパ アルコールは40度。
みぞれが降る中を歩くため、体を温めます。
トイレは店の奥の白い隠し扉のようなところです。探してみてください(笑)
西荻窪は吉祥寺にも近く、文化のレベルが高い町だと感じます。駅のそばの量販店の鮮魚コーナーにもイトヨリ、キンメの切り身も並んでいて、いつか住みたいと思う、そんな町です。
trattoria 29
東京都杉並区西荻北2-2-17 Aフラッツ
営業時間
火~金 18:00~22:00LO
土・日 17:30~22:00LO
月曜定休
電話・FAX 03-3301-4277
(参考)