北区の障がい福祉サービス事業所の方からマジック出前依頼がありました。
事業所を閉所することになり、これまでの利用者様に対する御礼のためパーティーを開催するとのことですが、利用者様の便宜を考えた結果、なんと、マジック出前初の2日間連続。
ダブルヘッダー(1日2回)は若いころにありましたが・・・と言いますか、体力的にもしんどくなりましたが・・・
立つ鳥跡を濁さずとのことわざのとおり、最後にきちんと盛り上げないと。責任重大。
事業所が狭いという話を事前に聞きました。要するに一軒家なのです。
実演場所や、楽屋となる場所の写真をメールしてもらったり、テーブルサイズを聞いたりしまして、最近の鉄板ネタとなっている「フローティング」も、恐らく工夫により実演可能との感触を得ました。
あとは現地で考えよう。「場数」がきっと何とかしてくれる。
大むかし、専らFAX経由でやりとりをしていた時、お部屋の情報のやりとりがうまくできず、私は「工夫で行ける」と思ったにも関わらず、先方様が「狭いので難しい」との結論に至ってしまい、実現できなかった件があったことを思い出しました。
そんなことを考えると、隔世の感があります。
調整プロセスでかなり細かいところまで理解できたので、あとは本番だけだなあ、という心境になれました。
1日目は10人を切っていましたが、リアクションがとてもよかった。
フローティングも問題なく動き回ることができました。
近い距離ならではのライブ感もあり、これで、翌日も同じくらい盛り上がるという感触を得ました。
2日目には、自らが永らく禁じ手と思っていた、あれをやってしまいました。
やってしまったんです。
ステージのイチバン最初に「マギー慎司さんの耳」をやってしまいました。
今まで、アンコールなど、一度引っ込んだ後、つまりお客様のノリを十分に理解している状況でないと、あれは怖くてできないのです。
最初にやって、スベってしまったら、その後がメンタル面で尾を引きそう・・・
通常、マジックの一番最初には、無難にウケるネタを持ってきますが、今回は、オーソドックスなところから少し外れたところで演じるという異種の体験もでき、演じる側としても快適と感じるステージでした。
その後、ランチタイムにもご一緒させていただき、交流させていただきました。
有志の余興(○ンク○ディーと言った年代物も出現)も見せていただき、じつに楽しい時間でした。
マジック出前をスタートしたばかりの頃、皆さんと交流できるのが楽しくて続けていたような感じだった、そんな感覚を思い出していました。
これは「お別れ会」なのですが、そんな雰囲気を微塵も感じさせない明るいパーティーでした。
マジック出前史上初の月6回、無事完結しました。
---
マジック出前の依頼を検討されている方は、こちらのブログもご覧ください。
私の活動を永らく応援してくださっている、ボラナビ「出張芸ボランティア」のページはこちらです。