この検査は意味があるのか? | cardioのブログ

cardioのブログ

大学院生でもあり、専門医を持つ医者でもある、そんな人って何をしているのだろう・・・そんなブログ。


大学院生になって、代務(バイト)をいろんな病院でやるにあたって、

その業務の一つに、検査の判定があります。


心エコーとか、Holter心電図とか。

あとは、トレッドミルなどの負荷検査は医者の監視下でやることになっているので、

それをやったりとか。


でも、検査目的を見るにあたって、この検査はやる必要があるのかと思うようなことも多いです。

「高血圧、スクリーニングでHolter心電図」とか、

同じようなスクリーニングのトレッドミル心電図とか(しかも高齢で十分運動できない・・)。


検査が問題なければ、よかったね~と言う為?

何も疑う証拠がないときに、そこまで検査するのって、いいんでしょうかねえ。


特にトレッドミルなんて、なんの証拠もなく検査して、検査陰性だからって、何がいいのだろうか・・。

動脈硬化や血管のプラークの程度を診断する、頸動脈エコーとか、冠動脈CTの方が、

侵襲はあっても検査で得られる利益は高いのではなかろうか。。

CTはやりすぎかもしれないけど。


まあ、そんな検査結果の判読が重なると、イライラするので(まさに今)、

こうやって愚痴のような書き込みをするのでした・・・。