パン・デピスの起源は、非常に古いと私はおもう。
11世紀に、十字軍によって、ヨーロッパに
もたらされた。
そして、ピティヴィエには、
アルメニアの司教、のちのグレゴワール聖人に
よってもたらされ、ディジョンには、
ブルゴーニュ公爵(フィリップ・ル・
アルディのちの、フィリップ・ル・ボン)
の1452年の結婚の際、公爵がフランドル地方
ノグートレイで、はちみつでつくったお菓子を
味見し、菓子職人とそのレシピをブルゴーニュの
宮廷に持ち帰ったのである。
(柴田書店発行のCakeing Vol3, 96ページに、
ユッキーの作ったピティヴィエのパン・デピスのレシピ
あります。)