ついにパン・デピス登場(56話) | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。

パン・デピスの起源は、非常に古いと私はおもう。

11世紀に、十字軍によって、ヨーロッパに

もたらされた。

そして、ピティヴィエには、

アルメニアの司教、のちのグレゴワール聖人に

よってもたらされ、ディジョンには、

ブルゴーニュ公爵(フィリップ・ル・

アルディのちの、フィリップ・ル・ボン)

の1452年の結婚の際、公爵がフランドル地方

ノグートレイで、はちみつでつくったお菓子を

味見し、菓子職人とそのレシピをブルゴーニュの

宮廷に持ち帰ったのである。


(柴田書店発行のCakeing Vol3, 96ページに、

ユッキーの作ったピティヴィエのパン・デピスのレシピ

あります。)