四十肩で鍼灸に通っています
四十肩になってしまい、自称微魔女のじいさんも老いを実感。自分でポニーテールとか出来ないでやんのよ。服を着替えるとき激痛がするし洗濯物も干しにくいのよ。で、時折激痛でうめいてしゃがみこんでふるえる動物みたいな姿をとっくんに見せてしまう。なかなか辛いのよ。最初は介護のベッド位置直しでグキってやっちまったのが始まりなんだけど、何だか肩に違和感があるな~~に始まって徐々に痛いなぁ~になって整形外科へ。レントゲン撮って痛み止めと湿布をもらって電気当てて温めて帰る、を3回くらい繰り返した。普通外科的なものって治療すればするほど軽くなって行くのだが、私のこの四十肩の場合、痛む箇所がどんどん移動したり広がったり、なおかつ痛みも激しさを増して行って、つい余計に動かすと悲鳴が出てしまうほどだったのだ。ほぐす整体にも通ったが悪化。大きな総合病院の整形外科に行っても悪化。そのうち肩だけだったのが、首から腕にまで広がった。実家の親に電話してみる。実は実家の母は四十肩経験者なのだ。「私はレントゲンで石灰が出来てるって言われたんだよ。」と母。四十肩と言うのは実は病名ではなく、原因が分からないけど肩が痛くなった中高年に使う言葉で、原因が分かればもう使用しない『病名のようなもの』病気の仮免許のようなものなのだ。私は石灰は無いのでまた違う四十肩らしい。以下四十肩の主な種類。肩峰下滑液包炎棘下筋の付着部に炎症が起きる。これが肩関節周囲に影響を及ぼし、関節包の癒着を生じてくる。上腕二頭筋長頭腱炎上腕二頭筋(力こぶを作る筋肉)の長頭腱に炎症が起きる。これが肩関節周囲に影響を及ぼし、関節包の癒着を生じてくる。特に肩の前面に痛みが出ます。石灰化腱炎石灰沈着が棘上筋腱部に発生。腱の部分壊死による石灰化、カルシウムイオンの透過性の増加による石灰化などがいわれている。四十肩、五十肩 上記3つなどの症状が進行して炎症が広範囲に拡大し、上記の疾患の重複や周辺組織の障害により肩の痛みがある時、臨床的にいわゆる「四十肩、五十肩」という。(下記)私の場合、今になって思えばですよ?上腕二頭筋長頭腱炎と言う代物だと判断します。でも病院が言ってくれたわけではない。普通の病院はほっておけば1年くらいで治ります、とか言うのだ。主婦の普通の家事労働をこの肩でやり続けるのってきついよね?病名がつけば普通の整体でも保険が適用出来るし、整体も治療がしやすいだろうけど、病院は積極的に四十肩に病名を付けないお医者さんが多いし、付けようか、そのために何か良く考えようか、って姿勢を見せるお医者さんにも私は出会う事が無かった。たかだか一般の整形外科3件回っただけなので、断言は失礼だが。結局ミッチーがお世話になっている介護支援施設が経営している鍼灸に通う事にした。鍼灸は高いのだが、病院から治療の同意書をもらう事で保険が適用される。この同意書を書いてくれる病院は少ないので、保険適用で鍼灸を受けたい人は、まず鍼灸院で地元の同意書を書いてくれる病院を紹介してもらう事から始める事をお勧めする。私は同意書のために病院を三件「はしご」した。鍼灸でようやく私の肩は徐々に快方に向かい出した。使いすての針か、My針を購入するか、私は20本1,000円の針を購入した。針治療の後温め、温灸する。先生は年配の女性でとても優しい。漢方薬局も経営されてて中国の事にもお詳しい。研修で若い頃行かれたそうだ。で、中国はいかがでしたか?と聞くと、中国の医院で外に何か茶色いものを干していたらしい。近寄ってみて観ると、それは日本で言う所の脱脂綿、綿花だったそうだ。血の付いた脱脂綿を洗っては何度も何度も太陽のもと干して使い回していたそうだ(ぞ)お子さんも後を継いで鍼灸をされているが中国には行っていない。『中国に行っても何も今さら学ぶ事は無いよ。日本の鍼灸で十分!』と、お母様に言われたらしい。無論この恐怖の脱脂綿のエピソードはスターウォーズのダースベーダーが心清かった頃よりも昔の話しで、今の中国を現すものではないだろう。きっと今なら衛生的な脱脂綿を何処でもお使いだろう、(と書いておかなくてはな)偉大な中国の三千年の歴史。その基となる黄河文明。だがその黄河文明よりも古い長江文明のことをあまり語りたがらない中国。日本に残存するY染色体系統では本来の長江文明人のものの方が多い。南朝鮮半島も倭人が支配してたと言う説もあるし、世界史、特にアジア古代史は大いに掘り返したいものですね。あ~~話はそれましたが、皆さん、鍼灸は、いい所に行けば非常にいいです。近所の評判をリサーチして、いい鍼灸院を見つけてみるのはいかがでしょう?