ジャン=ピエール・ルネ監督の
『アメリ』(2001)という映画を
先日ようやくDVDで観ました。

『アメリ』DVD(その1)
(パンド PAND-1111、2002.8.2)

発売年月日は Amazon に拠ります。


この映画については
もともと
黒川芽以が
ラジオ番組で
好きな映画としてあげていて
気になっていたというか
あー、いつか観なくちゃな
と思っていました。

まあ、思っていただけで
いつとはなしに忘れていたのですが(笑)
それをなぜ今ごろになって
観ようと思い立ったかというと
ミニマル・ミュージックにハマったことが
きっかけなのでした。


『ピアノ・レッスン』(1993)などの
映画音楽で有名な
マイケル・ナイマンの楽曲が
ミニマル・ミュージックに分類されることは
なんとなく意識しておりました。

それもあって
ミニマル・ミュージックのことを
いろいろと調べたり
それ系の楽曲を探したりしていたところ
Minimal Piano Collection
というCD-BOXを
たまたま
神田のディスクユニオンで見つけて
入手しました。

ミニマル・ピアノ・コレクション
(BRILLIANT CLASSICS 8511、2007.1.1)

廉価版でクラシック・ファンにはお馴染み
ブリリアントのボックスで9枚組。

演奏はイェローン・ヴァン・ヴェーン。

ここにはフィリップ・グラスその他の
興味深い楽曲が収録されているのですが
そちらについては
また機会がありましたら。


この Minimal Piano Collection 中の
1枚(CD5)が
The Movie という総題で
ヤン・ティルセンとマイケル・ナイマンの
楽曲が集められていました。

ナイマンは知っていましたが
ティルセンは知らないなあと思って
ナクソス・ミュージック・ライブラリーなどで
ライナーをチェックしていたら
ティルセンの曲が
『アメリ』のサントラに基づくことが
分かったのでした。

La valse d'Amélie を初めて聴いたときは
まるで『ピアノ・レッスン』に出てくる
楽曲のようだと思ったことでした。

ちなみに上で参照した
ナクソス・ミュージック・ライブラリーでは
La valse d'Amélie を
「アメリのヴァルス」と訳してますが
ヴァルス valse は
フランス語でワルツのことなので
普通に日本語訳するとすれば
「アメリのワルツ」でしょう。


これを知って
途端に『アメリ』に興味が湧いた折も折
奈央ちゃんの事務所の後輩である紗綾が
やはり『アメリ』好きであることを
本人のブログで知り
それもあって
あざみ野の BOOK-OFF で
DVDを見つけて購入。

かといって
すぐにDVDを観たわけではなく(苦笑)
しばらくして
立川の BOOK-OFF で
『アメリ』のサントラ盤を見つけました。

『アメリ』サントラ盤
(東芝EMI VJCP-68352、2001.10.24)

まずはこちらを聴き
俄然、興味が湧いてきて
DVDを観たという次第です。


長々と書いてきましたが
要するに
『アメリ』については
まず音楽に対して興味を引かれた
という不思議な入り方をしたことを
いいたかったわけでして。

黒川芽以のおすすめ
というだけでは
観なかったのか
といわれると
まあ、申し訳ないけど
観なかったでしょうね。f^_^;

いつかは観たかもしれないけど
もう少し先だったろうと思います。

紗綾がおすすめの映画だと聞いても
ふーん、黒川さんと同じなんだー
で終わったと思います。

そこに
音楽を担当した
ヤン・ティルセンが
ミニマル・ミュージックの流れに
位置づけられていると知り
(あとで知りましたが
 マイケル・ナイマンとも
 比較されることがあるようです)
その楽曲が良くて
映画も観たくなってきた。

というか
黒川芽以、紗綾、ミニマル・ミュージック
と三題噺のように
お題ができあがっていく偶然によって
観ざるを得ない気にさせた
というところでしょうか。

こういう経緯って
ちょっと面白いなと思い
長々と書いてきた次第でした。


そして映画を観てみたところ
これが実に良かったわけでして
これはおすすめです。

まあ、自分が今ごろおすすめしても
大勢に影響はないでしょうし
観たい人、観るべき人は
すでに観ているでしょうけれど(笑)

といわけで、長くなりましたので
映画の感想についてはまた後日。


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