NHK総合で
『サンダーバード ARE GO』第4話
22日(火)に放映されたのに続いて
翌23日(水)18:10から
第5話「消えたファイアーフラッシュ」が
放映されました。

当日は、採点済み答案を
2校舎にわたって届けるために
立川から池袋に移動。

放映時間帯には
ギリギリ帰宅していたかと思いますが
うっかりしていて観逃し
念のため録画予約しておいてので
こちらも第4話同様、ライブではなく
録画してものを観ました。

以下、ストーリーにふれています。
未見の方はご注意ください。




マッハ5で航行し
ロンドン-シドニー間を
数時間で到着する民間航空機
ファイアーフラッシュが
超音速飛行に入った途端
レーダーから機影を消してしまいます。

驚く管制塔の通信を傍受し
レーダーの映像で消失を確認した
5号の搭乗員ジョンは
ケーヨが乗り込んでいたこともあり
トレーシーアイランドの兄弟に知らせ
まずはスコットが偵察に向います。

実はフッドが機長に化けて
新しいエンジンを奪い
その秘密を売るために
ファイアーフラッシュを
ハイジャックしたのでした。

あとは機内での
ケーヨとフッドとの
悪の伯父さんと姪との攻防戦となり
その戦いのために燃料漏れを起こし
失速しつつあるファイアーフラッシュを
いかに着陸させるかという話になります。


ファイアーフラッシュという旅客機は
旧シリーズにも登場してました。

旧シリーズの第1話
「SOS原子旅客機」が
国際救助隊メカに搭載された
スーパーエンジンの秘密を
探らんとしたフッドが
救助隊の出動を促すため
ファイアーフラッシュに爆弾を仕掛ける。
それを救出するという話でして
今回のエピソードは
ある意味
その第1話の
リメイクということになります。


旧シリーズ第1話に登場した
高速エレベーターカーに相当するメカが
今回のエピソードにも登場しますが
前回のジェットモグラ同様
コンテナ内で
パーツを組み立てる描写がありました。

劇中では
ランディングギア代わりとなるメカは
「高速エレベーターカー」
という名称では呼ばれず
「ポッドモジュール」と呼ばれてました。

ポッドというのは
サンダーバード2号のコンテナのことで
モジュールというのは
パーツを組み立てて作られたものを
意味します。

ですから前回のジェットモグラも
ジェットモグラという呼称ではなく
ポッドモジュール機のひとつ
という位置づけなのかも知れません。

それじゃあ
キャラクター性が感じられなくて
往年のファンとしては
物足りない気もしますけどね。


旧シリーズでは
ランディングギアを下ろすと
爆発する仕掛けだったので
高速エレベーターカーが
ランディングギア代りとなって
何とか着陸させてましたが
今回は
ポッドモジュールで
ファイアーフラッシュの重さを支えきれず
再離陸することに。

今回は漏れた燃料が胴体下部に溜まり
無理に胴体着陸すると
スパークを発して引火する危険性がある
というふうに変えられて
ポッドモジュール作戦も失敗し
いよいよ胴体着陸しかない
ということになるのですが……

最終的にどうやって救ったかは
今回、未見の方もいるでしょうから
再放送を観る時の楽しみに
伏せておくことにしましょう。


今回のエピソードは
ケーヨ大活躍編
ともいえる内容でした。

ファイアーフラッシュを操縦する
という大役を果たすだけでなく
飛行機の窓から差し込む日光の角度で
コース変更に気づいたり
フッドの仕掛けた電波妨害装置を
腕力でむしりとるという
力業も披露したり。

胴体下部の格納庫(?)での
フッドとの立ち回りも
いろいろ小ワザが利いていて
見応えがありました。


「破壊工作を破壊しようとする
 命知らずはどこだ」
というフッドの台詞、
こなれないながらも
言葉遊びのようで面白かったですけど
(原文を知りたいところ)
スコットの台詞にあった
「フライバイで確認する」
というのは
ちょっと気になりました。

中学程度の英語の知識があれば
(この表現、一度は使ってみたかったw)
fly-by かと見当がつくとはいえ
そのままじゃ分かりにくいのでは
とも思ったり。

それとも
航空業界の用語としては
普通に使われている表現なんでしょうか。

ネットで検索してみたら
惑星感飛行を行なう宇宙機が
接近して近傍を通過する飛行を指す
宇宙用語のようです。

うーん、確かに直訳の方が
カッコいい気もするけれども……ねえ。


10月3日(土)17:35から
レギュラー放送スタートだそうです。

3日は、第1話
「インターナショナル・レスキュー出動!」
前編です。

今までの放送を観逃した方で
NHKの受信料を払っている方は
この機会にどうぞ。

もちろん
最近のNHKは好きになれないので
ソフト化を待つというのも
選択肢のひとつではありますけれども。


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