22日(火)の18:10から
NHK総合で
『サンダーバード ARE GO』
第4話「危険な鉱山を閉鎖せよ」が
放映されました。

同じ時間帯に
『ウルトラマンX』第10話
放送されたので
ライブではそちらを観ることにして
こちらは録画しておいたのを
ようやく観ました。

以下、ストーリーについてふれますので
未見の方はご注意ください。




南アフリカにある
閉鎖されたウラン鉱山に
何者かが侵入し
放射能が漏れだしてしまう。

その付近の放射線値が
異様に高くなったことに気づいた
インターナショナルレスキューは
原因を調査するとともに
廃鉱を封鎖しようとするのですが……


当初、5号からの連絡を受け
ディスカッションの際
「原子力発電所は?」
と尋ねるバージルに対して
「ないよ。第一、もう誰も
 原子力は使わない」
と、しれっとジョンが答えていたのが
興味深かったですね。

時に、西暦2060年という設定です。


今回の危機的状況には
上に書いた通り
放射線が絡んでくるんですが
ちょっと首をひねるようなところが
あったり。

鉱山の裏口から脱出しようとして
1号をリモートコントロールしてホバリングし
ケーブルを下げて引き揚げてもらう
という作戦を立ててましたが
(5号からリモートコントロールできるのか
 スコットが自身の手もとで自動操縦できるのか
 今ひとつ分かりにくかったんですけど)
嵐の影響で揺さぶられて振り落とされる。

ちょうどそこへジェットモグラが現れて
後部座席に着地する
という展開でしたが
運転していたバージルは
放射能防護用のマスクを着けていませんでした。


鉱山内部に入るスコットに
鉱山の地上では
安全基準値の4953倍もの放射線がある
とブレインズが言ってました。

ということは鉱山内部の深層部は
さらに放射線が高いと思われます。

にもかかわらず
地下から脱出してきた2人を
防護マスクを付けずに迎え入れる
という描写には
違和感を覚えずにはいられませんでした。


フッドもフッドで
何の防備も付けずに
ウラン格納のボックスを開けてました。

このあいだアメリカでリメイクされて
今日、地上波初放送だった
映画『GODZILLA ゴジラ』(2014)でも
放射能に汚染される被曝のリスクを
かなり軽く見てるんじゃないか
と思わせるような描写があって
公開当時
それを問題にしている感想も
ネットにあがってたかと思いますけど
やっぱり欧米あたりのクリエイターだと
被曝ということについて
あまりリアルには感じられないんでしょうか。


今回は上に書いたように
ジェットモグラが登場します。

てっきり2号のポッドに
ジェットモグラが積まれている
と思いきや
ジェットモグラは
最初から完成体ではなく
コンテナ内でパーツを組み立てる
という描写が出てきて
意表をつかれました。

モジュール型の
電動工具のイメージですかね。

ちなみに
2号が着陸するときの
噴射口を地上に向ける
ジャイロ風のシステムが
面白いというか
何気にカッコいい感じ。


今回の事件は
マリオン・ファン・アークルという
鉱山経営者の一族の娘が
精製したウランの買い手が現われたので
確保しにいったために
放射能が漏れだしたのですが
マリオンからその話を聞いた途端に
買い手はフッドだろうと
スコットは言い当ててました。

なぜ言い当てることができたのか
まったく分かりません。

超絶推理ですね。

実際は伏線が張られているのに
放送時間の都合で
カットしてるんだったりして。


なお、本エピソードは
10月24日(土)17:35から
再放送があるそうです。


ペタしてね


●訂正(約10分後の)

『サンダーバード ARE GO』は
イギリスとニュージーランドの製作でした。

てっきり
アメリカでリメイクしたんだと思って
「アメリカあたりのクリエイターだと」
とか書いてしまいましたが
「欧米あたりのクリエイターだと」
というふうに訂正しときました。

すみませぬ。