2)今後も成長を続ける余地が残っているか?
長期投資するにあたって、その会社の成長余地がどの程度あるのか?
これは、とても重要なポイントです。
順調に売上・利益を上げ続けていても、
もう、明日から売上を増やすすべがないようなところは、
当然のことながら投資対象とはなりません。
この点についても、
店舗の拡大をベースに利益拡大を図っている
小売り・外食・サービス・卸業から、
投資対象を選ぶ作戦は悪くありません。
まだ、店舗を出す余地が残っているかどうか?
店舗一覧を見れば一目瞭然だからです。
以下は、低価格のとんかつ専門店かつやを展開する
ALサービス(3085)の出店状況です。
(平成23年12月期決算説明資料から)
これを見ると、日本地図にまだ空白が残っていること、
さらに、色が塗られている都道府県についても、
まだ、1店舗とか、2店舗しか進出していないケースが多いこと、
さらには、東京や近畿と言った大市場も隙間だらけだということがよく分かります。
当然のことながら、この隙間を埋めるために、
本年度も出店計画が組まれています。
(同じく、平成23年12月期決算説明資料から)
どうやら、ようやく本年度中に短期目標の200店舗を達成しそうですが
まだまだ少ないですね・・・。
他社は、こんな感じです。
http://www.officej1.com/fsm/jpranking.htm
また、この会社、最近、香港にも店舗を出す計画になっています。
既に香港には日本のとんかつ屋がいくつか出店していますから、
海外にもとんかつの需要はありそうですが、
こちらについては、現在のところ、真っ白です。
私は、これらの状況を総合的に見て、
まだ広大な拡大余地があると判断している次第です。
このように、もし、あなたが
店舗の拡大をベースに利益拡大を図っている
小売り・外食・サービス・卸業への長期投資をしているなら、
現在の出店状況と、今後の出店計画は、
ぜーったいに、チェックしてください。
どんな会社でも必ず、調べれば、出店状況と出店計画を得られるはずです。
そんな難しいところを探す必要もありません。
その会社のホームページに大抵あります。
「大丈夫、この会社は強い!!この会社はきっとやってくれる!!」的な
根拠なき信頼を投資根拠としてはいけません。
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