エナフンさんの梨の木

ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。


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バリュー投資の本を読んでいると、

 

究極的にはグロース投資もバリュー投資も大きな違いはない。

 

といった記述に出くわすと思います。

 

バリュー投資(割安株投資)だからといって、成長を加味しないわけではないし、

グロース投資(成長株投資)だからといって、割安さを無視してはいけない為で、

 

結局のところ、成長と割安さのどちらをより優先するかで、

グロース投資とバリュー投資が分類される、云々

というのが、洗練された説明と言えるでしょう。

 

もっとも、市場はかなり効率的であるため、

通常、ほとんどの銘柄は概ね正しく値付けがなされており、

そのような割安株を手に入れることは難しい。

という説明も、「概ね正しい」と言えます。

 

では、いったい、何がどうなった場合に、

概ね適正水準にあった株価が割安株になるのか?

 

これについては、

VE(バリューエンジニアリング)の考え方を

そのままバリュー株投資に応用するとわかりやすいと思います。

 

以下の通り、VEにならって、一覧表にまとめました。

 

A.株価は変わらないのに、本質的な企業価値が高まった場合

B.本質的な企業価値は変わらないのに、株価だけが下がってしまった場合

C.株価は騰がっているものの、それ以上に本質的な企業価値が向上した場合

D.本質的な企業価値が高まっているにも関わらず、株価は逆に下落する場合

 

の4パターンと言えるのです。

 

もう一つ、本質的な企業価値が下がっているものの、

それ以上に株価が下落してしまったケースEも、

理屈の上からは、バリューが発生しているわけですが、

 

バリューエンジニアリング的には禁じ手であるのと同様、

バリュー投資においても、Eは対象外とするのが妥当だと考えます。

 

上の表に書いてある矢印には、あくまで動的な意味合いがあります。

 

仮に株価が大きく下げ過ぎた場合、

一時的にそこにバリューが発生し、

揺れ戻し的に株価が戻ることはあります。

 

しかし、すぐに本質的な価値の低下が、

さらなる株価の下落を引き起こすことになるでしょう。

 

長期投資向きとは言えないんですね。

 

せめて、企業の本質的価値が横ばいになるBパターンや、

株価が底練りをする中、

本質的企業価値の高まりが確認できたAパターンになってから、

買いを入れるのが賢明なやり方と言えるのです。

 

長年、株をやってきましたが、経験上、

単純化して考えた時、

上の4パターンをどう探すか?

がとても重要だと思います。

 

なぜ、その株を長期投資目的で買うのか?

 

自問自答し、

 

なぜなら、Cパターンだからだ。

 

等と自分に対して明確な説明がつく場合のみ、

買いを入れるようにするのです。

 

 

 

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当ブログは、長期投資法について解説することを主目的としています。

その中で、参考資料として特定の企業や市場動向についても情報を提供しますが、

仮にこれらの情報に基づいて投資判断をし、 結果的に損失を被ったとしても、

当方は責任を負いかねますのでご了承ください。

株式投資に関する意思決定や実際の売買に当たっては自己責任でおねがいします。

また、このブログでとりあげる個別銘柄への長期投資法は

個人的な性格や能力、生活環境等によって向き不向きがございますので、

誰もが簡単に勝てるような投資法でない事を前提にお読みください。

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高校2年生のある日、父親からおかしな提案を受けました。

 

「ここに30万円ある。

お前が生まれた時に親戚からもらった出産祝いやら

その後の入学祝やらを貯めておいたものだ。

大学に行く時にお前に渡そうと取っておいた。

 

もう高校2年生になったので、

それを今ここで、お前に渡しても良いのだが、

実は、それとは別に丁度30万円分の端株を持っている。

 

(※端株とは単位未満株のことで、

昔は株式分割(例えば、1:0.3等という分割があった)などで

1単元に満たない株券を手に入れられるケースがあった。)

 

そのまま現金が欲しいなら現金を渡しても良いし、

端株の方が欲しいなら株券を渡しても良い。

 

どちらでも好きな方を取れ!!」

 

 

我が家は父も祖父も株が好きで、

私は、幼いころから、ラジオの株価実況を聞きながら育ちました。

 

高校生になったころには、日経新聞の株式欄を見ては、

「これはどういう意味か?」

「なぜ、こんな風に動くのか?」

と父親を困らせるような質問ばかりしていたので、

(金融教育の一環として)

父親はそんな提案をしてきたのでしょう。

 

ちなみにその端株の銘柄は、(既に潰れてしまった)山一證券株で、

約1000円×300株=約30万円だったのです。

(当時は1000株単位が主流で300株は端株扱いだった)

 

もちろん、私は端株の方を選びました。

 

ところが、当時はまさに日本の資産バブルがスタートし始めたころで、

その直後から4大証券(野村、大和、日興、山一)は利益を急拡大させ、

私の山一證券株もあれよあれよという間に3000円まで上昇したのです。

 

2年弱で3倍高の大上昇に、

「株ってなんて儲かるものなんだ!!」

と心の底から驚きました。

 

もっとも、さすがに天井付近で売ることはできず、

2400円まで下がってようやく売る決断をするという、

ほろ苦デビューでもありました。

 

 

あれから30年。

 

おかげさまで株式投資ではずいぶん儲けられるようになり、

今では、雑誌やブログで株の事を書いているわけですから、

今さらながらではありますが、

父親には感謝しないといけないですね・・・。

 

ありがとう。

 

 

 

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長期投資の場合、保有株に愛着が沸いてしまい、

売るに売れなくなってしまう。

 

結局、高値から半値になって、儲けもほとんど失って、

ようやく決断が付き、泣く泣く売る・・・。

 

こんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

 

ところが、その全く逆で、あまりに早く有望株を売ってしまい、

その後10倍にもなったものを、たったの5割の利益で終わらせてしまう。

 

という失敗もまた付き物です。

 

どうすれば天井で売れるのか?

 

みんなそれを夢見て株を持っているわけですが、

まず重要なのは、「天井では売れない」前提で株を持つことです。

 

天井での売却にばかりこだわるとおかしなことになってしまうんですね。

より重要なのは、

自分自身、納得感のある売り方を用意しておくこと

だと思います。

 

長期投資の売りのルールはシンプルです。

 

・株価が割高になりすぎる。

・成長が止まる。

・他にもっと良いのが見つかる。

 

このいずれかに該当しない限り、保有株は売らない

とすることで、結果的に長期投資となるのです。

 

ところが、一見、割高に見えても

それ以上に強力な成長でガンガン株価を騰げていくケースもありますし、

 

一時的にコストがかさんで成長が止まっているように見えているだけなのか、

本当に成長が止まったのか?

その辺の判断がつきにくいケースもあります。

 

結局、その辺の判断がつかないまま、

ズルズルと保有し続けてしまう・・・。

 

 

これを避けるために、私の場合は次のような工夫をしています。

 

1)成長鈍化や割高が疑われる状況では、まず少しだけ売ってみる。

「売るときは全部売らなきゃいけない」というルールはどこにもありません。

ちょっと、おかしいなとか、いくら何でもこれは高すぎる・・・。

という感じがしたときに、例えば2~3割だけ売ってしまうのです。

こうすることで、より冷静に自分の保有株を見ることが出来るんですね。

「愛着を絶つ」一つの工夫と言えるでしょう。

 

少しでも売ると、急に冷静になれて、これだったら、他のに乗り換えた方が良い。

って思えるかもしれませんし、

仮に売りの判断が誤りだったとしても、残りの7~8割が上昇して

あなたを喜ばせてくれるでしょう。

 

迷ったときは折衷案を採用する、

というのは長期投資戦略の幅をずいぶん広げてくれるはずです。

 

ただ、この作戦を実行しようとすると、複数単位保有しておく必要がありますね。

最近は優待目当ての投資家も多く、そういう方は、優待利回りの最大化を狙って、

1単元だけ保有されているかも知れませんが、

残念ながら、そんな優待投資家にはこのコツは使えません。

 

ちなみに、私は、数%の優待利回りなんて、成長に伴う数倍の利益から見れば

全く取るに足らないものとして、気にしないことにしています。

 

天空の城ラピュタで、

兵士たちがラピュタに眠る莫大な宝物に目を奪われているのを見たムスカ(あの冷たい人)が

「馬鹿どもには丁度いい目くらましだ」

と言って、ラピュタ中枢にある巨大な飛行石を目指すシーンがありましたよね。

 

いつもアレを思い出してしまいます。

 

優待に目がくらみ、

成長株も低迷株も区別がつかない投資家にだけはなりたくないんです。

(優待投資が悪いと言っているわけではない。そこに執着しすぎるのがよくないのだ)

 

2)常に補欠を用意しておき、保有銘柄と比較するようにする。

過去記事にも何度か書いていますが、

実は主力株とは別に補欠株を少量だけ保有しています。

また、保有しないにしても、監視銘柄として、ブックマークしているものもあります。

 

私の場合は、5のルールを基本守っていますので、

レギュラーの座は5席ということになります。

その他に補欠の席を2~3席用意しておくと良いでしょう。

 

レギュラーの調子がどうもおかしいようなら、

もっとも期待できる補欠との入れ替えを検討するのです。

 

比較対象がないから保有株に愛着を持ちすぎるのであって、

比較対象があれば、そのせめぎ合いを自分の中で持つことになり、

愛着以上に重要な何かに気づくはずです。

 

 

 

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