聞耳頭巾 ～それも宿命

誰が言ったか知らないが　聞き耳たてれば確かに聞こえる　聞き耳アワーのお時間です。
　これは、たまったま耳にした市井の人々の会話を耳ダンボで聞きかじり聞耳頭巾と化した者が、個人情報漏洩とは無縁・人畜無害なお話を、紹介しちゃうょ♪なコーナーです。

　本日の聞耳頭巾　
～Today's kikimimi-zukin～

山手線内での女子の会話

背後で大学生と思しき女子ふたりが、済んだ合コンの話をしていました。
携帯いじりながら聞くともなく聞いていた聞耳頭巾。

女子Ｂ：「Ｃ君てさぁ、ちょっと不思議系だょね？Ａちゃん、なつかれてたね。何話したの？‥」

女性Ａ：「それがさぁ～、つかみどころがないっていうか、いみふ（意味不明）！。"君、ヒミコっぽいね"って言われて～」

女子Ｂ：「え？ヒミコってどの？‥」

女子Ａ：「まんま邪馬台国の卑弥呼だって！あたしはシャーマンかっつーの！」

聞耳頭巾：（は？卑弥呼？）？？

～高田馬場～高田馬場～　お忘れ物なきようお気をつけください～
（電車が駅に到着‥）

女子Ｂ：「ウケる～！でも、Ａちゃんちょっと似てるかも。卑弥呼にW」
女子Ａ：「え～！？マジでぇ！？何それ!どこがっ！？」

姿絵も残ってない卑弥呼に似てるって何を根拠にー！‥どんな、どんな娘なの！？
なりふり構わず振り向いた目線の先には、電車から降りていく二人と閉まりはじめたドア。

あぁぁぁぁあーっ！待って！ぇぇ～お願い！顔見せて～！卑弥呼っぽいってどんななのーーーー！。
と、"心で"叫び続けた聞耳頭巾なのでした。

聞いてしまったが由に、時に、疑問が解決されず消化不良のままもやもやを抱えて生きていくことになる、それが聞耳頭巾の宿命。

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聞耳頭巾は全国に潜伏中♪気づけば　ほら、あなたも聞耳頭巾♪

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