沖へ きむらまことうどん屋への道[15] | 大木戸うどん 木村真のブログ

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大木戸うどんの次男、木村真のブログです。
香川、福岡、両店の季節ごとのお知らせを中心にアップします。
時折、きむらまこと個人の想いを綴ることもあります。

ひとつ前の話はこちらです。下矢印

 

 

大木戸通信No.44 

2013年2月号より

 

【沖へ】

 

今月も書きます。

「きむらまこと」の生い立ち。


前号からの続き。

「釣り」の話です。


小学校の高学年になっていた僕は、

中学生になっていた兄といっしょに、

船に乗せてらうことになりました。


父が以前に

(父は当時、

建築設計事務所を経営していました)

 

会社員として勤めていた会社の釣り大会に、

特別に参加させてもらえることになったそうで。

これに便乗したわけです。


漁師さんたちの船を貸しきって

釣りを楽しんだ後、

無人島でバーベキューをするという、

スペシャルな催し。


周りは大人ばかりなので、

最初は緊張していました。


が、

船に乗ってしまえば

釣りモード全開!

いざ出航!


まず、

風が気持ちイイ。

海風は冷たい。

それがイイ。


景色も最高。

青い空。

 

空よりは深い青の海。

どこまでも海。


「ブオーン」という

船のモーター音が、

気分を盛り上げてくれます。

 

大声でなければ会話にならない。

それがイイ。


『俺は船に乗ってるぞー!』


のっけから

気分は最高潮。


船の真ん中にある蓋をずらすと、

水がたっぷり入っています。

 

なんじゃこれは。

水槽?

 

そうか。

帰りはこの水槽が

魚でいっぱいになっているわけだな。

ヌフフ。


すっかり港が見えなくなった沖で停船。


おーし。

こっからが本番じゃ。

 

手ぶらで来ていいと言われ
たから釣竿(つりざお)を

持って来んかったけど、

本職の漁師さんが

使っている釣竿っちゃ、

どんな凄いモノなんやろ?


期待に胸を膨らませる

僕の質問を受け流し、

漁師さんはサラリと言いました。


「あ?竿?ほんなもん、使わんよ。」 

 

 

 

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手釣り きむらまことうどん屋への道[16]

 

 

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