今ならわかる。MIKIKO戦士の覚悟。
それから、しばらく、質問攻めにあわせて
しまった。
「靴はどんなん？ハイヒール履いたことない」
「ビキニって間に合うん？？」
「もう、今から、絶食やんな？」
するする、答えてくれた。
神様、仏様、MIKIKO様 ってかんじだ。
今思うと、笑ってしまうのが、出ようと決めた
ときの、自分の本気のビキニポーズ
唯一持っていたハイヒール８ｃｍ、しかもウェッジソール。
それと、いつもの体型写真で使っている
４年選手の茶色ビキニｗ
一回乾燥機かけてしまって、カチカチの品物ｗ
胸元の唯一の色気のリボンは、外干ししてたら、
風で下の階のベランダに落下したと思われる。
紛失したと思ってたら、かばんの底から発見。
これを、どこで着ようとかばんに入れたか不明。
あかんな、チューハイｗ
この時点から、生命維持が最低限とする
むちゃくちゃな減量をはじめた。
まず、何を食べてよいかでなく、
「死ぬかもしれんから、これ、食べる」
自分の身体のSOS以外は「大会」が
無視させてくれた。
パソコンを開くたびに、olympia bikini とか
IFBB bikini とかの画像、動画ばかりだった。
まあ、体重は、決めてから順調に４日で３キロ
減った。これは、ナトリウム、それにまつわる水分、
自動的に出る、うんち、おしっこ、なけなしの脳ミソ
使った分の重量だろう。
タンニングは興味本位でしていたが、冗談の
ニプレスチョウチョも消さなくては。
競技をめざす前に、なにげなく、タンニングについて
リサーチしたところ、メラニンがもともと多い乳首は
おそるべし速度で黒くなるらしいので、保護が必要と。。
星かチョウチョで迷い、チョウチョを貼り続けたところ、
サイズが大きくて、水着からもはみ出てはずい。
自分にとって、最大の心配は
「ハイヒールで歩けるか？？」
普通の靴でさえ、オッサン歩きを直したいのに。
今日発送してくれるハイヒールを注文した。
大会の規定は、つま先１ｃｍ以下ヒールは１２ｃｍ以下だ。
つまり、厚底は厳禁。