パステルシャインアート、ベーシックインストラクターコース。
第二日目でした。
新テキストに変わって、パステルシャインアート協会では「模写」に力を入れています。
コースの中でも1枚目は10のテーマに沿って模写をします。
模写って結構難しいのだけど、模写をすることでいろんなテクニックが身につくようになります。
パステル初心者の方にとっては模写は絵が上達する最短コース。
書道でいうところの顔真卿の臨書みたいなもの。
下学上達、守破離。
初歩的なことから学んで次第に深まりや広がりが生まれ、
そして自分のオリジナルの世界観が表れてきます。
で、オリジナルの世界観が生まれても、ふとした時に帰る場所は基本。
すごくたいせつな場所だと思っています。
といっても、パステルでしょ?
と思うかもしれないけど、深いんだな、これが。
^^
実は絵を描き慣れた者にとっても模写することで気づくことがいっぱいあるのです。
二日目の今日は、一日目にくらべて作業が増えて絵を描いていくためのプロセスが多くなってきました。
初心者さんにはちょっと難しいと感じることもあったりして。
だけど、ご心配なく。
目の前でしっかりと見ています。
おしゃべりしつつ、ちゃんと見つつ、
今はできなくていいことはできなくていいし、
今これはポイントだよ~ってことはちゃんとわかりやすくお教えします。
で。
ちゃんと上達しています。
^^
このベーシックインストラクターコースが終わって次は基礎10テーマ講座へ。
ベーシックでは10のテーマを模写を中心に濃厚かつコンパクトに学んで
それですぐに描きたいと思う世界を描けるだけの基本的なテクニックを身につけます。
でも、それだけではまだまだ。
絵の初心者にとっては基本的なテクニックの応用が難しい。
勘の良い方だと、ここを描くにはこのまえのあのテクニックね。と、
そんな風に引き出しから自由自在にとりだせるけど、
ベーシックだけの場合はまだまだ描き悩むでしょう。
その後の基礎10テーマ講座でゆっくりかつ丁寧に1テーマずつ学ぶことで
だんだんと応用が利くようになってきます。
ほんと。
描くことと教えることに関してはめちゃ引き出しの多いわたしが
しっかりとそのあたりお教えしていきます。
さてさて。
きょうのコースでのお気に入りはこちら。
基本の「花」と、応用の「月」。
どちらも美しく描けています。
とくにわたしが目を見張ったのは、花の背景の色の入れ方。
とても良い位置に、良い色合いで入っています。
そして、月のグラデーション。
写真ではわかりにくいけど、光のイエローから下方にむかってすこしずつ影がさしていくように
グリーンが加えられていて、なんとも気持ちよいグラデーションでした。
これ、わたしもすき。
^^
早いもので来週日曜日はベーシックインストラクターコース最終日です。
海と、雪。
そしてはじめてのインストラクション。
楽しみにしています。
きょうもありがとうございました。