ライブの休憩時間はどうしよう。 | 荻窪ルースター・マスターのブログ

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ルースターは東京・杉並区荻窪にあるライブハウス。2020年9月、2号店ルースターノースサイドと合併いたしました。
安心・安全に皆様に楽しんでいただけるお店を目指します。

世の中ライブハウスはいろいろあれど、ジャズクラブの99%は対バンと呼ばれる制度はありません。


対バンというのは一晩に複数のバンドが出演することをいうのですが、このシステムをとっているのはロックとポップスとフォークのライブハウスがほとんど。


その理由は毎日がひとバンドではそれらのライブハウスは営業が成り立たないからであります。

ではジャズのライブハウスはひとバンドなのに成り立つのでしょうか?


いやー、これが実に厳しいことなのであります。


ロックやフォークのライブハウスでももちろん、ワンマンの日をやっているところもあります。
しかし、ジャズのライブハウスは毎日がワンマン。


ではジャズならばどこもお客さんがいっぱい入るのかというとそうでもありません。
一部のお店を除いては「ウハウハだぜー」なんてところはないかもです。

しかも、バンドにはカタチはいろいろあれどギャラですから、バンドからお金をもらうというロック系、フォーク系のライブハウスのノルマシステムの発想もありません。


いやー、大変であります。


当店の場合も当然「ウハウハ」なんてことはなく、むしろ万年「カツカツ」状態。


ですので、せっかく来ていただいたお客さんには飛び込みで来られた方も含めて100%楽しんでいただけるように出演者はもちろん選ばれた方々オンリー。



でもそれだけじゃもたない時間帯があるのです。
そうそれは休憩時間。
私もひとりでライブハウスに行くこともありますが、どうもステージとステージの合間の休憩時間がとっても退屈になるのです。


ひとりだと間が持たないのです。
ですので、どうしたものかと思い自らマジックで場をつなぐという荒業を始めたのでした。


ところがこれがマジックというものは曲と違います。
有名な曲とかイントロが始まると「いえーい!」ですが、マジックは「その手品、前に見たよー」なのです。


ということで、客席を見渡しつつ、「あー、もうこのマジックは通用しないなあ」とか思うわけです。

その点、マギー一門などは同じネタをやることで逆に笑いに持っていけるという素晴らしさ、あの域になんとか到達できないものかとつくづく思うのです。


しかーし!


昨日、新たなマジックを仕入れて参りましたーーーー。
これでしばらくはOKだ。


また「やべー」と思う日までは。


■荻窪ルースターは毎晩が素敵な生演奏。ごはんも美味しいですぞ。
http://ogikubo-rooster.com
■2号店、Rooster Northsideはジャズセッション・ブルースセッション・飛び入りデー・豪華ミュージシャンのライブ・激安貸切ライブなどをやってます。ぜひ。