シーバスの釣り方。
「アプローチ編」や、「魚の動き編」として主に河川の魚の着き場や1年の魚の動きなどをご紹介して来ましたが、今回は・・・・・・・・
「ルアーの使い方編①」
と言う事で、またもや長々と綴らさせて頂きます
私が秋田の河川で釣りする中で(米代川以外ですが・・・・)、感じているシーズナブルパターンを書いた「魚の動き編」でも書きましたが、「トップを使った釣り」が大好きです
そこで、ここでは”トップの使い方”を書いて行こうと思います
まず、私の魚釣りの楽しみ方として「見て釣りたい」と言う所があります
※写真はイメージです
サイトフィッシングが大好きで、渓流などもサイトで掛ける事が楽しくてたまりません
シーバスで言えば、「トップゲーム」が代表的な例として挙げられると思います
そのトップゲーム。
どう楽しむか、どう釣るか。
それが問題なのですが、まずは基本的な操作法です
まずは「ドッグウォーク」。
基本的に「ドッグウォーク」が代表的な操り方として挙げられて、皆さんこれを頑張って習得し釣っていると思います
私も同じで、ドッグウォークは基本として使って行きます。
そこへ不規則にストップを入れたり、ピッチを変えダートの幅を変えたりして、口を使わせます。
良くバスプロ等が色々トップを使い釣りをしていますが、そういった動画や画像が参考になると思います
これは結構、運河筋や、海のような流れがあまりないような所で、じっくり見せる時に多様します。
2つ目が、私が良く日中の河川等でよく使うテクニックなのですが、「パニックアクション」です
激しくトゥイッチを行い非常に細かいドッグウォークを伴いながら”バシャバシャ”と飛沫を上げながら誘い出します
まるで、本当に追われ必死で逃げるベイトを演出します
河川は流れが強く、バシャバシャと川の流れの音も有り、存在感が薄れてしまいます
また、クリアーウォーターでは見切られてしまう事も多く、スプラッシュにより見切られ難くする効果も有りますので、このテクニックを多用しています
3つ目は「タダ引き」。
これは夜で多く使うのですが、所謂「引き波パターン」と言うやつです
良く「サヨリパターン」なんかで使う事が多い「引き波パターン」ですが、河川も凄く有効的です
ここで言うトップは、「ペンシルベイト」等の本当のトップウォーターだけではなく、「水面系ルアー」もこの括りとなってしまいますが、水面で釣りをしている事は変わりませんので、「トップ」と言う位置づけにしております
4つ目。
これは”流し”です。
これも夜の方が多いのですが、日中も「落ちアユパターン」等の「落ちてくる物に好反応」の時有効です
これが意外と難しいことが多いです
流れに対しキチンと違和感無く流していかないと、バイトが浅かったりする事が多く、何度もバイトしても乗らないなんて事も多いです
これも3つ目のタダ巻きと一緒で「水面系ルアー」も一緒でトップ扱いです
さて、この4つの手法。
これをどう使い分けるか。
これを詳しく、私が使っているルアーを紹介しつつ説明してきたいと思います
1つ目の「ドッグウォーク」ですが、具体的には「流れがあまり効いて居ない所」を責める時、または、「オープンエリア」で使っています。
時間帯は”日中”。
ドッグウォークのスライド幅を目一杯使ってスライドさせつつ、ポーズ等もまぜながら誘い出します
私はこれをするのに、「アイマ ポッキー」「プガチョフコブラ」を使います。
広大なオープンエリアで、見つけてもらうのは結構難しいと思いますので、広めのスライド幅でユッタリルアーを見せます
モジリや、バイトが有ったら変化を付け魚をアオリ加熱させ、更に深いバイトを得ようと工夫します
場所的には「雄物川河口域」や「子吉川」「秋田運河」「外洋」等の強烈な流れが効いていない場所でこのような操作方法を使います
二つ目のパニックアクション。
これは、流れが非常に強烈な瀬等で多用します。
私はこのアクションで釣る場合、ほぼ「ダウンクロス」もしくは「ダウン」で攻めます
流れが早い中で、普通にアップや、アップクロス、クロス等でルアーを入れてしまうと、ルアーが通過する速度が速すぎ、食いそびれてしまったりします。
そこで、立ち位置をなるべくダウンで入れられるような位置に立ち、ピンポイントから外さない様にこのアクションを入れます
もちろんリールはほとんど巻きません。
ひと言言うと「ネチネチ」ですね
何度もバイトしてくるような個体も、これだと同じ場所で何度もバイト出来るため、ミスバイトしても二回目にはしっかり食ってきます
魚の着き場を大きく離させて追わせない様にするため、もしミスバイトの後ルアーがずれてしまうならば回収。
そういった気遣いをすると、本当に何度もバイトしてきます
これをするルアーは私の中では決まっています。
「プガチョフコブラ」
これに限ります
もちろん「アイマ ポッキー」でも出来るのですが、強弱の付け方からネチネチ感は、私に一番合っていると感じています
唯一、ダウンでは無く「アップ」~「クロス」までで使用するのは・・・・・・
「ジンペン」です
このジンペン、ダイビングペンシルと言う事もあり水かみが非常に良い形状をしており、軽くトゥイッチするだけで飛沫いを上げ、水中へヒラを打ちながら入ります
水中へ入る事と、浮き姿勢が直立と言う事でバイトもしっかり出るのでバラシも少ないように感じます
流れの強いエリアで、このルアーでパニックアクションするにはアップ~クロスでが良い動きします
唯一パニックアクションを流れのゆるいエリア(河口域、外洋等)で上手に演出出来る凄い奴でもあります
3つ目の「タダ巻き」
ここからは時間帯は”夜”になります。
タダ巻きでは、「サヨリパターン」等の時の有効性はみなさん御存知の通りですね
引き波をスーっと出して、ゆっくり引いてくると「ボコーン」とバイト・・・・・・
なんてイメージですが、河川でも一緒です
ガンガン流れている瀬では無く、トロ場と呼ばれる流れが強く効いておらず、水面が静かな所で有効な手段だと思います
私がこれをするときに使うルアーは、「エスフォー」、「アイマポッキー」です
そしてもう一つ。
「ジンペン」をタダ巻きしてみると、以外に良い引き波とカップと背中で水を受けるため、泳ぎ姿勢が水平になると言う事から、今年は新しい使い方を試してみようと思っています
操作方法としては、ロッドを立て引き波を確認出来るならばなるべくしながらリトリーブ。
確認出来ない事も多いので、日中目視でリトリーブスピードと、ロッド角度を把握しておいた方がいいと思います
4つ目。
「流し」
これについては、立ち位置と流れの関係が有るので一概に言えないのですが、基本アップクロスが多いです。
アップで投げ入れ、ルアーのウエイトを前方に移動させ、狙いの筋から外さない様にラインメンディングを行う
難しいです。
私も納得出来るラインになかなか通せず何度もルアーを投げ入れます
しかし、入った瞬間の達成感と、バイトが出た時の「釣った感」が半端ではありません
よく使用するルアーは「アイマ ポッキー」「ハルシオンシステム ペニーサックモッカ」「アイマ コモモSF125」です
これらを巻かないと、浮いておりますのでトップです
最近レバーブレーキによる流しが、流行っていますが、私は自分のキャスト範囲で釣りたいと言う変な拘りが有ります。
そのため、範囲が限られるうのですが、レバーブレーキを使っている釣友はやはり釣っていますね
私がレバーブレーキを使う事は無いと思いますが、皆さんは拘りが無ければ試してみた方がいいと思います
さて一通り、説明しましたがやはり醍醐味はなんと言っても、「バイトシーン丸見え」にあると思います
出た瞬間サイズが分かり、フック位置まで分かります
日中は、ド派手な水しぶきと魚体。
夜は、闇夜に突如として白く上がる水柱。
本当に興奮します
しかし、これにビックリして合わせない事が非常に重要です
バイトから一呼吸置いてフルフッキング
これをするかしないかで、ランディング率が変わってきます
これは気を付けてもなかなか出来ません
バイトを多く拾って慣れる事が重要です
トップウォーターをあまり使わない方も多いと思いますが、どんどん使ってその有効性、醍醐味を味わって下さい
病みつきになりますよ
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