見島のカセドリ ~来訪神サミット2020 in Oga | 男鹿萬盛閣つれづれ日記

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秋田県男鹿半島にある温泉旅館「男鹿萬盛閣」の女将から、いろ~んなことをつれづれに発信していきます。観光のことやお天気のことなど、ご質問もお気軽に!

見島のカセドリについては佐賀市のホームページに詳しく掲載されています。

 

2月の第2土曜日に開催しています。秋田の小正月行事もこの頃にたくさん開催されるので、小正月行事の一つでしょうね。以前は14日に開催していたということなのですが、どこの伝統行事もそうですが、特に田舎では公務員の方々が行事を担うことが多く、土日休みにあてるというのはよくある変更です。また観光客の方に見てもらうことで伝統文化に対する地域の意識を高めることも考えられています。伝統行事なのにそうしていいのかという意見もあります。それでも、人口減少や文化の衰退を考えると「どう継続していくか」の方が大事なことで、観光客の方が感動してくださることで「地元にこんな大事な行事がある」と地域の人が再認識をし、継続を意識するというのはとても大事なことだと思います。

 

カセドリとは、神の使いの雌雄の鳥のことだそうです。漢字では加勢鳥と書くそうですが、勢いがあって縁起良さそうですね。この行事の面白いところは、長さ1.7mの青竹を持って、家の中に勢いよく入り竹を床に打ち付けて鳴らす、という姿!六郷の竹うちに通じるイメージですね。また、お酒だけではなくお茶でもいいんだ~!というのもおもしろい風習。お茶ならあまり酔わずにできそうです(^^;)