絲山秋子著 海の仙人 | 男鹿萬盛閣つれづれ日記

男鹿萬盛閣つれづれ日記

秋田県男鹿半島にある温泉旅館「男鹿萬盛閣」の女将から、いろ~んなことをつれづれに発信していきます。観光のことやお天気のことなど、ご質問もお気軽に!

最初、ファンタジーとかいう不思議な存在が出てくるので、現実離れしたストーリーかと思いきや、せつなくて苦しくなるお話でした。自由に豪快に生きる、私の友達のアズマユウコに似た片桐にファンタジーが言う、「いいんだ。あまりいろいろ知らなくても。大丈夫だ、お前さんは」というセリフは、まるで自分に言われているみたいで涙があふれてきて、そこからの話の展開に胸が苦しくなって、新幹線の中だというのに号泣です。マスカラがとれる、アイラインで涙が黒いと気にしつつも(≧ω≦)
大人の恋は辛いですね。