5周目も うまく走れず 追試験~第12回利尻島一周悠遊覧人G完走記1 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(1)2つの目標


 たった1回のつもりで参加した、第6回利尻島一周悠遊覧人G。ところが2泊3日の行程を終える頃には、帰りのフェリーの船上から見送りの人たちに向かって「また来年も来ます」と約束をするほど、すっかり魅せられてしまいました。


 翌年の第7回大会も出場しましたが、翌年は帯広に転勤となってしまいました。帯広から稚内までは400kmを超えます。その間を運転してさらにフェリーで島へ渡るのは至難の業・・・。しかも帯広から稚内までの公共交通機関というと、不便この上ありません。北海道は札幌と地方都市を結ぶ形で交通網ができているため、地方都市間の交通手段は自家用車以外にないというのが現実です。そのため第8回と第9回大会は欠席してしまいました。


 ところが第10回大会は、この大会が縁となって結婚した仲間を、交流会の中でお祝いしてもらおうと実行委員長にお願いした手前、参加しないわけに行かなくなりました。そこで帯広から新千歳空港まで3時間かけてバスで行き、そこから飛行機で利尻に渡るという交通手段で参加したのです。このときは記念大会ということでQちゃんがゲストランナーとして招待されており、Qちゃんと手をつないでゴールするという機会にも恵まれました。


Road to SAROMAN BLUE-利尻5


 しかも帰りの飛行機が欠航となり、とんでもないドタバタ劇の中でフェリーに乗り、稚内から飛行機で新千歳空港に飛ぶという綱渡りまで演じてしまいました。


 昨年、留萌に転勤になったおかげで状況は一変します。留萌から稚内までは180kmあまり。車でゆっくり走っても3時間半程度です。おかげで何の心配もなく参加できるようになり、第11回大会にも参加することができました。


 昨年泊ったペンションレラモシリ。チェックアウトをするときに今年の予約も完了し、第12回大会のエントリーが始まると初日にエントリーも済ませ、参戦体制は早々と整えました。今年で5周目となります。


 初めて参加した第6回大会は、右膝を痛めて通院中でした。先生から、「痛くなったら歩くこと」という条件で出場を許可してもらい参加しましたが、案の定痛みが出て、15km以降はかなり歩きました。それでも9時間を切って完走できました。


 第7回大会は、終盤になってから歩きを交えてしまい、大変心残りなレースとなりました。それでも前年のタイムは大幅に上回り、7時間台でゴールできました。


 第10回大会はQちゃん効果で40km過ぎまでは快調に走れました。終盤で失速したものの、3度目で初めて歩かずにゴールすることができ、6時間15分56秒でゴールしました。これが今までのベストとなっています。


 昨年の第11回大会は、序盤の冷たい雨に気力が萎え、10kmくらいでリタイアを考えるほどのつらいレースとなりました。途中で7度もトイレによるトイレランとなりましたが、どうにか最後まで走り続け、6時間台でのゴールとなりました。


 でも、自分の力を普通に出して走れたら5時間台では走れるはず。そう思っている私は、今年こそ5時間台で、という目標を掲げてのエントリーでした。


 しかしその後の調整は順調さを欠いてしまいます。昨年から苦しんでいる左の腰痛と、左臀部、ハムの痛み。そして数年ぶりに出てきた右膝痛のため、思うような走り込みができません。予定していたロング走もできないまま、レースが近づいてきました。


 そのため、今年の5時間台挑戦は諦めます。サロマに向けた50km走もできなかったので、この大会をサロマ練の一環と位置づけ、2つの目標を掲げました。


●巡航速度をキロ6分30秒程度として、エイドやトイレのロスなどを含めてキロ7分平均で、最後までイーブンペースで走ること。

●ゴールした時点で、あと15kmを走れると思えるくらいの余力を残すこと。


 この2点です。このコースを走るのも5回目。だいたいコースのことは頭に入っていますし、ペースをコントロールして走れるはずです。(つづく)


(2)今年もうにぎりへ