今年も普通救命講習を受講しました | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 以前、真駒内アイスアリーナで走っている最中に倒れて亡くなった方の話を、その仲間の方から聞きました。


 今年の東京マラソンでも、松村邦洋氏が倒れてニュースになったように、私たちランナーは危険と隣り合わせです。自分が倒れないよう、健康管理とやめる勇気を持つことはもちろんですが、もしも隣を走るランナーが倒れたとき、一刻も早く救命処置を施せるよう、救命講習を受けましょうと、以前からこのブログやおがまんレポートでお話してました。


 ところが、そう言っている私自身、なかなか普通救命講習を受ける機会がありませんでした。


 2年前のある大会で、私は倒れているランナーを見かけました。2人のランナーが救命処置を施していましたが、心肺蘇生法を知らない私は、ただ見ているしかできませんでした。このとき私も救命講習を受けていれば、一緒に心肺蘇生を試みることが出来たのです。


 それから間もなく、私は旭川で普通救命講習を受講しました。


 帯広に転勤になり、調べてみたところ、帯広では毎月9日と19日に普通救命講習を実施していることがわかりました。旭川では、広報を見ていると、2ヶ月に1度くらいしかなかったのに、帯広では普通救命講習が受けやすくなっています。ということで、昨年は8月9日の土曜日に受講しました。そして今日、昨年の講習からちょうど1年後に、3度目の普通救命講習を受講したのです。


 私がこうして毎年受講しているのは、救命技術を忘れないため、という目的もあります。でもそれ以上に、そのような現場に居合わせることになったとき、躊躇することなく救命活動を行える心構えをすることが最大の目的です。


 東京マラソンで松村邦洋氏が倒れたときも、「AEDにより救われた」と世間では言われてますが、以前どららの相方さんに聞いたところでは、松村氏の走り方に危険を感じた日医ジョガーズのドクターランナーの方が、松村氏をマークして走っていたおかげで、氏が倒れたときに即座に心肺蘇生を行ったそうです。むろん、AEDがすぐに到着したことも、氏の命が救われた大きな理由ですが、その前に適切な心肺蘇生が施されたということを忘れてはなりません。


 今日の講習の中でも、AEDはあくまでも除細動器なので、細動を取ったとしても、それだけで心臓が動くとは限らないと言ってました。ともかく、胸骨圧迫の重要性を説いていました。


 今日の講習は、基本的な内容は昨年までと一緒ですが、進め方はかなり変わっていました。これまでは、最初の1時間が動画を用いての講義。そして後半2時間が実技、という流れでした。でも今日は、最初に用語などの説明があったあと、すぐに実技に入りました。まずは胸骨圧迫と人工呼吸の実技。次に傷病者を発見してから人工呼吸を開始するまでの流れ。それからAEDの使い方。そのような感じで実技を行い、最後に通しでやる、という方法でした。実際、こちらの方が身についたような気がします。


 できれば、心肺蘇生法を使わずに済めばそれにこしたことはないのですが、もしも使わなければならない場面に遭遇したときは、積極的に救命処置に参加しようと思います。




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