2010年1月11日。
大分県の友人の所を訪れたときのことでした。
私の旅はいつもノープランで現地に行って決めるのですが、
この時は友人が急に、
「明日、高千穂に行こう!」と言い出したのでした。
私は全く地理感も無いし、大分県と宮崎県高千穂の距離感は知るわけもありません。
翌朝、友人の運転する車で、彼女の子供ちゃん達と出発です。
この時のことは本当に忘れもしない出来事が続きました。
先ずは、何年かぶりに見舞われた大雪。
本当に行けるのか?引き返したほうが良くない?
そう思いながらも細い山道を進んだのでした。片道5時間位かかったと思う。
しかし高千穂に着いたら快晴でした。
この景色を眺めてると
なぜ、来ることになったのか、そんなことになったのかもどうでも良くなって
なんだか知らないけど、来てよかった!と思いました。
そして、
2010・1・11というゾロ目の日に来たのだから、
何かが動き、変わる。それだけは感じました。
本当はここだけで帰る予定でしたが、
思ったより時間も余り、天岩戸神社に行きました。
「天岩戸」はアマテラス・レイライン第3話の記事の中でも書いたように
天照大神が身を潜めた、神聖な場所とされています。
天照大神は”日の神様”なので、
天岩戸に隠れてしまうことで、地上の世界が真っ暗闇になってしまったそう。
そうなることで多くの災いが起き、たくさんの悪霊が出てしまい、
八百万の神はとても困ってしまったとのことです。
その神々が「どうか出てきてほしい」と願いながら
天照大神に向かって儀式を行ったりした場所…それが天岩戸。
そんな伝説が残された天岩戸を御神体としているところの1つが、
高千穂市の天岩戸神社です。
「天岩戸」と名の付く場所で最も有名なのではないでしょうか?
流石にエネルギーも高く、神聖で、神様の息を感じました。
八百万の神々がここで集い、天照大御神様が岩から現れるのを待つ…
そんな神の国を身近に感じた神社でした。
そしてまさかこの時は、
鹿島神宮レイラインを完了することになるとは思ってもみませんでした。
100参りシリーズ