O THOU THAT TELLEST GOOD TIDINGS

フィギュアスケートは、図形を描くように滑ります。美しい図形を描きながら滑ることで、心の形を滑りに伝えます。そうすることで、相手と自分の気持ちに光が射します。北欧～ヨーロッパ大陸にかけて、冬は人々の生活を貧しくさせていました。そんな中で、心を結び合うスケートが人々に向けられ、こども達の心にも光が射し、心の花が開きました。スケートは、厳しい冬の寒さも忘れて、多くの人たちを微笑ませる魅力があります。その魅力は、その人の温かい心が、その人の思う人へ伝わるからではないでしょうか？

人々はスケートをされ、うっかり転んでも笑いが零れます。痛くても笑いが零れます。辛くても笑いが零れます。苦しくても笑いが零れます。どうしてですか？

それは、転ばれた相手を冷やかすための笑いでしょうか？

それとも？

『あ～あ、転んじゃったね。あはは。』
『僕も転んじゃったよ。』
『私も転んじゃった。あはは。』

という笑いでしょうか？

私の見てきた様々な国のこどもたちの笑顔は、『あ、転んじゃった。大丈夫？あはは。』という純粋な気持ちからの笑顔でした。痛いでしょう。寒いでしょう。苦しいでしょう。でも、そんなことを忘れて笑っています。とても、爽やかな笑顔です。私は、それを『小さな幸せ』と呼んでいます。小さな幸せが集まると、やがての幸せは大きくなります。それは、知恵になり、富になり、真心に繋がります。

O THOU THAT TELLEST GOOD TIDINGS
富とは、お金のことだけを指しません。励まし合える心の協調性も『富』といいます。スケートを通じて、もっと多くの人に出会いがありますように。

הללויה

スケートは、旋律（心）を運びます。そして、その旋律は人々の笑みに繋がります。足元を大切にされる生き方は、小さな幸せに恵まれます。私は、そのように思っています。

いつも、私は心からのお祈りをしています。人々に『小さな幸せ』がありますように。皆様の心にも、小さな幸せが芽生えますように。そして、ひとりひとりの『小さな幸せ』が輪になり、幸せの気持ちが結び合えますように。