★REALTOKYO 更新
【STAGE欄】
物語を診断するのは、医者か観客か!
吉祥寺シアター10周年/T factory『ドラマ・ドクター』
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☆!鑑賞レポートはすべてネタバレです!☆
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新宿梁山泊 第56回公演
『少女仮面』
を 観に行ってきました。
少女仮面ポスター.JPG
わたくしは 『少女仮面』、
ちかまつ芝居 もとい 近畿大学の上演
以来 6年半ぶり。
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今回は
状況劇場から36年 唐十郎さま作品をご覧になって
唐組の稽古場に チケットを買いに行き
李 礼仙さま(当時)に 直接対応してもらう 高校時代を送り
岸田戯曲賞受賞の際 
芥川比呂志さまが 宇野重吉さまらに
「なんで あんなのが 賞を取ったんだ!」
と 電話しまくった(C:扇田昭彦先生のご本)
ことで おなじみの この『少女仮面』も 
さすがに 1969年早稲田小劇場(春日野八千代=白石加代子さま、貝=吉行和子さま)
1971年状況劇場(春日野八千代=李 礼仙さま)
は 観ていないものの
1982年パルコ(春日野八千代=渡辺えり子さま、貝=森下愛子さま)以降、
1986年状況劇場再演など 過去何度も観ているご主人さまが 
早々に観て 激賛だったので 
あわてて 唯一指定席が残っていた 火曜日マチネのチケットを取った次第です。
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イープラスの スマチケ で 取ったのですが
まさか 新宿梁山泊で
デジタルチケットを 使える日が来るとは・・・
スマチケ.PNG
ザ・スズナリの座席は ぎゅうぎゅう。
平日の昼なので 大変な シニア層。
壁も グレーの板か タイルかを
ドームのように 弧を描いて はりめぐらせて
石調の色に 薔薇の絵が描かれていて すごく素敵。
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その壁に うっとりしながら 客席につこうとしたら
まさかの
鴨 鈴女さまに 案内いただき
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「鴨 鈴女さま!
22年前 1993年4月 
唐組『桃太郎の母』にて
寝転ばせた 唐十郎さまの背中の上で 
下駄のフラメンコを 踊っていた 鴨 鈴女さま

が わたくしの はじめての 唐十郎さま作品体験でした!!!」
と 感涙!
この 唐十郎さま岸田戯曲賞受賞作品にて またお会いできるとは・・・
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そんな 鴨さまを含め
三浦伸子さま、渡会久美子さまという
三婆・・・いえ 三お嬢さんの 豪華客入れ&前説。
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三浦伸子さま
「私が 一番の
若手
です」

渡会久美子さま
「携帯電話を お切りいただいたか もう一度 おたしかめください。
あっ ただ
たまに いるんです。
消したつもりで つけちゃう人
こんな 贅沢な 渡会久美子さまの使い方が
ありますか!!!

鴨 鈴女さまに至っては わざわざ 大阪から このために いらしています。
(厳密には 劇の終盤で 
防空頭巾の女たちとして 出てくるけど
でも 生きるアングラ・李 麗仙さまと 共演できるなら
わたくしだって なにがなんでも 来るかも?!)
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さて 本編。
少女・貝
松山愛佳さま
「ヒースクリフと キャサリンが
嵐ヶ丘を ほっつき歩きながら
乞いていたものは 何?」
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それは 
肉体!
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♪錬金術は サン・ジェルマンに
♪錬眼術は メロ・ポンに
♪錬肉術は 誰にしよう

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何よりも肉体を!!
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名曲「時はゆくゆく」を
老婆・金守珍さまと 歌うシーンで
わたくしの 第一の 満足が得られました。
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往年の宝塚大スター・春日野八千代が 経営する
喫茶・肉体。
やたらと 腹話術師の 申大樹さまに コーヒーをかけちゃう
ボーイ主任・島本和人さま。
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♪あのひと~に 逢ったら
そっと言って ほしいの~
 
(作曲・小室等さま!)
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と タップと歌の練習をする
小林由尚さま・広島光さまの ボーイ衆。
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このときの 広島光さまの 満面の笑みの
>Dr.エクアドルさまっぽさよ!
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そして 
松山さまの 少女・貝、
ボーイ主任の 島本さまに
「32歳くらいかと 思った」
と 言われていたのは 実年齢でしょうか・・・
そして あいかわらず
「春日野さんは
何を 乞いているの?」
の部分、
乞いている(肉体の乞食)
こいている(屁 か 何か)
聞こえる
 この岸田戯曲賞戯曲・・・
(さしすせそ も はひふへほ に なって 別の言葉になっちゃってるところも!)
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机の下から 経営者・春日野さん用の 風呂
が 出てくるところ、
小林一三さまが 宝塚をやり始めた頃 
風呂のふたの上で踊った、という 経緯の説明には
「ケラさま
おつかれ様でした」

と つい 思ってしまう 小劇場脳・・・
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そして その
春日野さん こと 春日野八千代。
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スズナリの いっとう うしろから
ゆーっくり
ゆーーっくり
ゆーーーっくり おりてくる
真っ白なスーツの 男装の麗人
李 麗仙さま・・・

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このシーン直後の暗転で
昇天 しました。
ここまでで
4300円の 元 取った!

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幕が ひかれた 前での
人形が人間になる
ク・ナウカばりの 腹話術。
腹話術師・申大樹さまの 持っている 人形が
近畿大学の上演とちがって
本当の 人間(小林由尚さま)に なって グロテスク!!
(このバージョンが デフォルトなのだろうけど)
なんとなく 不穏な空気が支配する この『少女仮面』というお芝居。
「おばあちゃんのことは 気にしなくて
いいんだよ」と ニコニコしている 金守珍さまが
救いだったのに
「ババア、スルメでも
仕入れに行ってろ!」と 追い出されちゃって・・・
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そして
春日野さんが ヒースクリフとして
貝が キャサリンとして
春日野さん
「・・・キャサリン!」

「ヒース
クリーーーフ!!!」


今が旬の 堀北クン&山本ペアも
まっつぁおに
宝塚よろしく 美しい会話をしていたのに
「こいつ 女じゃねえのか」と
無礼者に 服を はがされたとたん
乙女に戻ってしまう 春日野さん!
おっぱいが ポロリと 暴露されてしまった!
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73歳
李 麗仙さまの リアルな肉体、
おっぱいこそ
ロマン!

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ああ 春日野さん、
あれほど 貝に
「宝塚の舞台では
具体語は ダメ!」
って 言ってたのに
満州で 初潮を迎え
汚物缶で すくって すくって
という 話を しはじめる。
寒々しい 満州の
生々しい 女の話。

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貝は最初 春日野さんの グルーピーだったのに
堂々と にらんで
「春日野!」
と 見下す 図太さ。
最初の 田舎くさい風情は まったくない。
この 喫茶・肉体の
トップスターは 私よ!
と 言わんばかり。
もはや お婆ちゃんに連れられてきた おぼこい少女ではない。
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一方
おっぱいを 見られ
ババアから 乙女に なってしまった 春日野さん。

「甘粕さまぁ~~」と 
すっかり 女になってしまう Uターン秘術!
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♪時は ゆくゆく 乙女は ババアに
♪それでも 時が ゆく ならば
♪ババアは 乙女に なる かしら・・・

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寒い 寒い 満州の荒野に
とりのこされた 春日野さんの元に
ファンの少女たちが 防空頭巾をかぶって やってくる。
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「私たち あなたの肉体を 返しに来ました!」
でも それは 舞台を観ているときに
ひっつかんだ 袖や 靴といった
「モノ」ばかり。
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この 喫茶・肉体は
実際は 立ち退きを迫られていて
上は 工事をしている。
まだまだこのときは戦後で
この喫茶店は 戦中、防空壕だった。
なんとしても 他の者を 入れるな、
なんとしても 立ち退かない、
そんな 春日野さんの 意向をくんで
ボーイ主任
「ガソリンまいて 火をつけてやりましたよ!!」
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地上は 火の海。
中には 夢か現実か亡霊か 防空頭巾をかぶった少女たち。
火事がまるで 戦争のよう。
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戦争のせいなのか 宝塚に置き忘れたのか
春日野さんの肉体は かえってこない。
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こんなものじゃない 私の肉体は。
こんな がらくたは いらない。
墓を 掘り返されるような屈辱。
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ふるえる 春日野さんの 崩れそうな 弱弱しさ。
それは 73歳の 李 麗仙さまが
気丈に出てきて 長い長いセリフと格闘して
私こそが 唐作品の スターなのだ!
と 言っていたものが 次世代の女優・松山愛佳さまに
のっとられてしまうようで。
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貝の お婆ちゃんは
「スルメでも 仕入れに行ってろ!」って 言われて
本当に 仕入れに行って 帰ってくるのだけど
(地上が燃えている中 ど~やって Uターンしてきたの??)
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リアルに スルメを 抱えているので
劇場中 スルメ臭くなる
という 事態に・・・
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火をつけた ボーイ主任の 島本さまの
ぼろぼろの服、赤いベストの アンジョルラスっぽさが
バリケードの中 自滅していく 『レ・ミゼラブル』学生軍のようでもあり
もはや わたくしは 
これが 何の劇なのか わからなくなっているのです。
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もともと 防空壕だった このお店に
いつも
水を求めてやってきていた 加藤亮介さまの グロテスクな最期。
水道から流れる 真っ赤な水。
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春日野さんの ファンの三人娘が
防災頭巾をかぶった 後姿から
前を向いたら みんなが 少女の仮面を かぶっている。
この彼女たちは 前説の三婆・・・
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もはや 
誰が ババアで
誰が 少女か
わからなくなって 終演!!

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カーテンコールで ゲストのメンバー紹介する 李 麗仙さま。
「●●さんです」
という 口調が 丁寧!
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劇団員は
金守珍さまが リズミカルに 紹介したあと
今回の公演は 完売御礼なので
「再演の暁には
見知らぬ 人に
宣伝してください!!」
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再演の際は
風呂ふたの上で 激しく 踊る 
古式ゆかしい ヅカ・ガールを
現代に復活させてください!
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ところで ツイッターによると
このお芝居を
マルシアさまが 娘を連れて 観に来ていた
というではありませんか。
その図、劇的すぎます!
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帰り道
「春日野八千代
懐かしいわぁ~」

と リアルに 春日野さんを 知っている もと・宝塚乙女
たちの 会話を 聞きながら 駅まで歩き
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池袋に 移動して
雪の下

乙女の食べ物・パンケーキなど しゃれこみました。
わたくしという 演劇ババアは
乙女に なるかしら!!!

ユキノシタ.JPG
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