けなげ | 本とロックな日々

本とロックな日々

Come al solito いつものように

週に1~2回の当番で移動図書館車に乗って出かけます。
今日の場所にも常連のお客さんが来られて、おしゃべり好きでいつも話が止まらないAさんが聞かせてくださったお話が、ヘビーな内容で絶句してしまいました。
人は絶望的に悲しいときでも、笑顔を見せてくれるんだなと思いました。
近しい人たちには心配をかけたくなくて言えないこと、顔見知り程度の私たちだから逆に話せたんでしょう、ひとしきり打ち明けて帰って行かれました。

下の森一弘神父の本には、そんな人生があるのか…という人たちとの十二の対話が載っていました。森神父は控えめな人柄の方で、ときにふぅとため息をつきながらお話を聞いている様子が印象的でした。

人はみな、けなげに生きている―神は、もがき、悲しみ、苦しむ人とともにいる/森 一弘

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