バウの修理(その113 ステム補強板部分のコアの単板化。) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『バウの修理(その112 さらなる撤去。。。』
http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12143146192.html からの続き。。。



2016年3月27日、日曜日。


何故かの〰んびり過ごした午前中。。。


昼、、、おやつタイムにハーバーへ行ってトレーシングペーパーでもう一度型取り。。。


『バウの修理(その103 寒波、冬の嵐で。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12120232951.html で型取りしていたものの、『バウの修理(その112 さらなる撤去。。。』
http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12143146192.html をしたもので。。。


ついでに新しく作ろうと思っているチェーンプレートのボルトの位置を確認してみます。。。


あれま~、、、ボルトの位置が下に当てた補強板の先端になるじゃん。。。汗

フォアーステイのチェーンプレートのボルトはすべて単板のところにしたいんだけど、、、


パートナーがやってきて、夕食の買い物に行ってくれている間に、、、


超硬ビットを取りつけたドリルでウィ〰ン、、、ガリガリガリ。。。

どうも発電機の調子が悪い、、、何度も勝手に止まる。。。DASH!


パートナーが戻って来て、2回ほど発電機を再スタートしてもらうも。。。


キャブレターの調子でも悪いのかと思って、この日は終了。。。DASH!


とりあえず定規当ててここも写真撮っとこ。。。メモメモ!

この部分、、、


裏層→15mm?バルサ→1121g/㎡トライアクシャルのEグラス3層とWoven Eグラスクロス1層→2mm?の木材→Woven Eグラスクロス1層と600g/㎡のダブルバイアスのEグラス2層?→16mm程度のイサムのエポパテ21

という構成だな。。。


単板にしとけよな~むかっ


帰ってから発電機の取説を発掘すると、発電機にはオイルセンサーがあって、オイルが減ると自動で止まるシステムになっているということです。。。ということはオイルを足すだけで復活かな?



2016年3月28日、月曜日。


発電機のオイルを買ってからハーバーへ。。。

発電機復活クラッカー



『バウの修理(その112 さらなる撤去。。。』
http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12143146192.html でコンコンカンカンしていたら、その前のキールの修理で無理をし過ぎていたから、こ、腰が、、、


年明けから欠かさずジムに行ってて大分良くなってきていたのにな~。。。DASH!


ということでこの日は、結局、発電機にオイルを足して、グラインダーで綺麗にサンディングしただけ~。。。

これで大体3:1、、、折角5:1の逆からのテーパーになっていたのにな~DASH!


2016年3月29日、火曜日。


朝からハーバーへ。。。


積層する場所をアセトンで拭いて、集塵機でバウハウス内の換気をして気化したアセトンをバウハウスから吸い出し、お隣のK艇からお借りしている石油ストーブでエポキシと積層する場所とバウハウス内を温めます。。。


ほんの1時間ほどで外気温プラス10度、エポキシの作業をするには最適!


周りをマスキングして、、、


細かく切ったダブルバイアスのEグラスの重量を量ります。。。

軽っ!


もったいないけど60:20の合計80のエポキシを準備して、、、


ペタペタペタ、、、

上からの積層ってこんなに楽やったっけ!?


エポキシを温めたおかげか、Eグラスにエポキシを塗り伸ばすだけで簡単に含浸していってくれているみたいビックリマーク


600g/㎡の積層は1層あたり0.8mm厚らしいのでとりあえず6層を積層しました。


6層で4.8mm、基本的に積層は1回当たり5mm以下の厚みに抑えたほうがいいらしいです。


主材と硬化剤の反応による熱で厚みがあり過ぎると弱いFRPになってしまうんだとか。。。


お弁当を食べて温度チェック。。。ストーブは積層途中で切ってあるのでバウハウスの中は時間が経つにつれ気温が下がっていく。。。


でも、この日の予想最高気温は2時頃に20度程度だったので、2時に確認するとバウハウス内23度、外気温21.8度。。。

これでほぼ密閉のバウハウス内の温度は徐々に下がるし、外気温はもっと早く下がる、、、


積層している時がバウハウス内の温度が最も高かったので、これから下がっていく温度では気泡ができる心配もなければ、硬化剤は冬用のファーストハードナーなので含浸さえすれば15度以下になっても問題なく固まってくれるはず!しかも、予想では作業開始から8時間後の19時頃はまだ15度以下にならないみたいだし合格


ということで後の硬化は温度管理が不要なので仕事に戻る~。。。


2016年3月30日、水曜日。


この日はスマホが家でお留守番。。。汗


やったのは先日と同じ作業。。。Eグラスの重量は0.03kg。。。


作業が終わってから、神戸大学へJ24の修理の見学へ。。。

マイクロバルーンエポキシパテによりコアの目止めと表側の積層を同時進行にしようとしていたので一番大切な表側の積層は目止めをしてサンディングしたほうがいいよとアドバイス。。。


同時進行ならマイクロバルーンのような中空フィラーではなく、アエロジルのような超微粒子高熱法シリカなら大丈夫だろうけどね。。。



2016年3月31日、木曜日。


先日の作業はここまで。。。


この日もまた同じ作業。。。


今回は0.034か0.035kg!だって数値が0.03と0.04の間をいったりきたり。。。


暖房を入れる前は、、、19.9度、、、湿度55%。。。


暖房を入れて30分後、、、34.9度、、、湿度39%。。。メラメラ

やった作業は先日と同じ。。。暑くて作業後の写真がない。。。汗


バウハウスの中は暑すぎるので片付けはバウハウスから出てやっているけど、写真を撮るのを忘れた程度でもう一度バウハウスの中へ入る気になれず。。。あせる



自艇の作業後にまた神戸大学へ様子を見に行く。。。


着くと丁度エポキシを攪拌し始めて、積層しようとしているところ。。。


着替えて脱泡でも手伝おうかと艇に上ったら、、、下地が甘く、段取りも少し、、、手伝っていたけど積層途中ですべて撤去して急遽マイクロバルーンエポキシパテで下地をやり直すことに。。。


失敗の原因は『報連相』と『3S』ができていないこと。。。僕が監督しながらするとI君もふじのんも水谷も完璧なんだけどな~。。。




2016年4月2日、土曜日。


ここまで3回に分けて18層積層したけど、、、

どうなっているかな~?


ピリピリピリ〰、、、


まだ凹んでるな~。。。


ピールプライからはみ出してしまった部分をサンディングして、、、

アセトンで拭いて、集塵機で換気して、、、


あと6枚積層しよ。。。

ガラス繊維は50g、、、


刷毛は30g、、、


暖房を入れる前のバウハウスの中は温度25.9度、湿度38%!エポキシの作業をするには完璧!!


必要な物を段取りして、、、


エポキシの主材の温度を測ると、、、16度、、、夜間に冷やされたエポキシは快適な作業環境に周りがなっても、同じようには温まってくれない。。。


と、いうことでストーブの前で温めます。。。


1時間ほどしたら、、、バウハウス内41.9度メラメラ湿度37%。。。

これだけ温度が上がればもう暖房を切っても、太陽のパワーを持ってしてもこれ以上の温度には絶対あがらないだろう。。。あせる


で、エポキシはというと、、、21度まで上がった。。。

湯煎で温める方法もあるそうです。。。


エポキシの温度が20度まで上がるとかなりサラサラ〰音譜

60:20の計80g。


これで積層すると簡単にエポキシはガラス繊維に含浸します。

温度管理が難しいというけれど、如何に囲いを作ってどのような暖房にするかという程度のことで、『低粘度エポキシ』のガラスに対する含浸のしやすさを考えると、ポリエステル樹脂とかのスチレンモノマーの匂いを我慢するより遥かに快適〰音譜


しかもポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂より接着力などすべてに置いて優れているんだから〰クラッカー

コスパを除いては。。。爆弾


まあ、我が艇は他の選択肢がないだけとも言いますが。。。汗


使った後の刷毛を測ると、、、使う前と同じ、、、汗まあ、刷毛に付いているエポキシが10g以内ということ、、、


余ったエポキシは約20g、、、


ピールプライにもエポキシは付くのでガラス繊維重量とエポキシの重量を同じにするようにとの指示だったので、ほぼぴったり合格

ガラス含有量約50%のFRPになります。


ガラス含有量は、一般的なFRP製品で30%、造船では35%以上だそうです。


なので50%はガラス含有量が多いほうということ、、、つまりは固いヨットということになる。。。


これをバキュームをかけると60%くらいになるらしい。。。



積層が終わって片付ける前はバウハウス内39.1度、湿度29%、これでもう温度管理は不要で帰れます。

が、ガーン!冬用のファーストハードナーを使ったし、温度約40度だったし、記録用の写真を撮ったりしてると、、、


ディスポビーカーの中でエポキシが固まった。。。あせる

しかも底の温度が上がり過ぎてディスポビーカーの底は変形。。。汗


折角モノタロウで各サイズ10個ずつになるように買いそろえたのに。。。DASH!



3、4日は雨、、、5日はガラス繊維カット、、、



ということで、
2016年4月6日、水曜日。


先日積層した部分がしっかり固まっているのを確認して、、、


少し出っ張っているのも確認して、、、


ピールプライをピリピリピリ〰。。。

サンディングしようと思ったら発電機のガソリンが空、、、チーン。。。


とりあえず落書き、、、



32mmピッチの線を左舷にも、、、


右舷にも、、、


これで各積層を合わせる位置が把握できる。。。


しかし、ガソリンが、、、なんか買に行っていると中途半端な時間になるな~。。。


まあ、いいか〰、、、とりあえずお世話になっている業者さんのところに行ってお手伝い。。。


ちょっと早めに切り上げてジムへ行く。。。


ジムはたった30分のスタジオプログラムに入っただけ~、、、まだ腰が怪しいし。。。


ジムの帰りにとりあえずスタンドへ行って携行缶にガソリンを入れてもらう、、、何故かその足でハーバーへ。。。


とりあえず発電機にガソリンを入れておこうかなと。。。


。。。。。。



で、何故か削りだす。。。グー


集塵機とグラインダーとLEDの電球を同時に使うと、LED電球はチカチカ、、、普通の電球がなかったんだよね。。。汗


ホンの30分ほどである程度滑らかなラインになったので合格としておこう!(写真は次の日)



滑らかとは言っても3段畑みたいになってるけどね。。。汗

まあ、トライアクシャルのEグラスを使うまでに平らに整えることができればいいだろう〰。。。


ここはコアの中の部分なので適当に単板になればいいと思って多めに積層してから削りだしました。。。


だって、積層で高さを綺麗に調整しようと思ったら細かく採寸して、1~2枚ずつ固めないと確認できないから。。。1回固めるのには最低8時間、、、1枚固めるのも6枚固めるのも時間は同じ、、、なので多めに積層して削りだす方が時短なのだ~グッド!



『バウの修理(その114 ステムのコア部分の積層のファブリックの段取り。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12147918978.html へ続く。。。