京葉線チャレンジ!(京葉線全駅間歩き) その4・幕張新都心を越えて | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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 (その3からの続き

-南船橋(16:10発)-新習志野(16:46)-海浜幕張(17:38着・18:05発)-
-検見川浜(18:35)-稲毛海岸(18:58着)-



南船橋駅はデルタ線東側の駅です。

 

 

 

ホームは2面4線。

京葉線の電車は外側1、4番線から発着し、

内側2、3番線は武蔵野線の折り返し電車が使用しています。

 

今日の全駅間歩きもようやく後半戦です。

 

 

 

南船橋駅前には、広大な空き地が広がっています。
京葉線の沿線には他にもこんな感じなところがありますが、
ここには将来何が建つのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

国道357号に戻ります。
北側車線(千葉方面)は歩道と車道が防音壁で仕切られています。
歩道サイドは谷津干潟を間近に望みながら歩くことができます。


歩く人だけのごほうび…。


太陽はまだ高く、気温も30℃を越えていますが、
歩道は緩衝帯の木の陰となっていて、それだけでも感じる暑さは随分違います。


 
干潟では、サギが羽を休めていました。
考えてみると、産業道路である国道357号が
ラムサール条約にも登録されてる干潟の間近を走っている
…というか、(実質的に)横切っているというのもちょっと微妙な気もします。



谷津干潟は、その四方を埋め立て地に囲まれています。
埋め立て地には宅地が建てられ、干潟のすぐ手前までマンションが迫っています。
奇跡的に残った自然、ちょっと不思議な光景ですよね。




谷津干潟を抜けると、そこは閑静な住宅地でした。
すぐ近くに国道357号と東関東自動車道が走っていますが、騒音はあまり気になりません。
秋津交差点で再び京葉線の南側へ抜け、新習志野駅を目指します。
  
 
 
新習志野駅に着きました。
以前は閑散としていた気がする駅前ですが、
駅前にショッピングモールもでき、だいぶん駅前の賑わいも出てきました。


 

次の駅・海浜幕張駅までは京葉線の南側を歩くことにしました。

 

 

 


沿道には、広大な面積を贅沢に使った倉庫や商業施設が続きます。
日影になる建物は少なく、歩くのが1時間早かったら地獄だったはず…。




しばらく進むと、去年開業した巨大ショッピングモール「イオンモール」が見えてきました。

端から端までの距離は、じつに約1km
わき目も振らずに歩いても、歩ききるまで10分以上かかってしまいます。
あまりにも広いので、モール内の連絡バスも走っているくらいです。

個人的には、イオンモールの中にある「鉄道喫茶」がちょっと気になっていたり。

 




ショッピングモールの終わりが見えてくると、
その先には幕張の高層ビル群が見えてきました。


 


イオンモールを抜け、小さな川を渡ると幕張副都心です。
幕張メッセをはじめとしたオフィス街は、完成から20年以上の年月が経過していますが、
その近未来的な都市景観は今でも健在です。

駅前を貫く大通りには、商業施設が集まっています。
南船橋駅を出てから水分補給がおざなりになっていたので、さすがにのどが渇いてきました。
そこで駅近くの喫茶店に飛び込み、アイスティーを飲むことにしました。
紅茶は夏でもホットな自分ですが、全身オーバーヒート状態なのにホットを飲む気はしませんでした。


 

海浜幕張駅に着きました。
きれいに整備された駅前広場を、多くの人が行きかいます。
ここまで駅前が賑わっているのは新浦安駅以来です。

 

 

 

ホームは2面4線。

ここでも外側1、4番線が本線で、

内側2、3番線は武蔵野線電車の折り返しなどに使用されています。

時刻は18時を過ぎ、陽もだいぶん傾いてきました。
スタートからずっと帽子を被っていましたが、もうなくても大丈夫です。
時折吹き抜ける風が気持ちよくなってきました。


 

次の駅を目指します。
駅前のアウトレットモールを横切ると、幕張海浜公園に入ります。
夏の炎天下では、広場の中心は避けて歩きたくなりますが、
陽が陰れば、そんなことも気になりません。

 

 


公園を横切ると、幕張ベイタウンに入りました。

 

 

 


正方形に近い区画の中に、4~5階建てのマンションが建てられています。
ベイタウンの中心部には、このような区画がいくつも並んでいます。

地図でみると、どのマンションも同じロの字型をしていますが、
実際見てみると、どのマンションもそれぞれ造りが異なり、個性的な造りになっています。
このマンション群は、それぞれが異なる建築家によって設計されたため、
区画は同じでも、個性的な造りになっているんだそうです。


 


花見川を渡り、検見川エリアに入ります。
駅前まで中高層のマンションが立ち並んでいます。
ここにも、駅の近くに広大な空き地が…。




検見川浜駅に着きました。
駅のガード下を自転車が走り抜けていきます。

 

 

 


きれいに整えられた駅前広場は落ち着いていて、住宅地らしい感じです。

 

 

次の駅へ向かいます。
陽が暮れるまでに次の駅に着きたいので、この駅間は線路に沿って進むことにします。

日没時間が迫り、厳しかった陽射しはもうありません。
のどの渇きもそれほど感じなくなりました。




線路沿いの道路には緩衝帯代わりの樹木が植えられ、
道路からは周囲の様子がよく分かりません。
しかし、交差点の近くなど樹木が途切れる場所からは、
戸建ての住宅や学校など、住宅地らしい姿を垣間見ることができました。


検見川浜駅から20分ほど歩いて、次の駅・稲毛海岸駅に着きました。
周囲は薄暗くなり始めていました。

 

 

 

ホームは2面2線の相対式です。

 


 

駅前には、どの駅よりも多くの人だかりができていました。
駅構内も大混雑、精算窓口に並ぶ列はとぐろを描いていました。 

「人だかり」の9割以上は女性で、その多くは黒いプリントTシャツを着ていました。
同じシャツ着た人がひとつところにたむろしているのは、正直ちょっと異様な感じがしました。
これから稲毛海浜公園あたりでライブでもあるのでしょうか。


そんな彼女たちの背後で、太陽は静かに沈んでいきました。


その5(最終回)に続く
 
 

新習志野駅から稲毛海岸駅までのGPSログです。
日没までにできるだけ進んでおきたかったので、線路に沿って進みました。
時間があれば、幕張ベイタウンの建物群はもっとゆっくり見たかったですが。

いよいよ、ゴールまであと10kmです。