京葉線チャレンジ!(京葉線全駅間歩き) その3・三番瀬の干潟と涼風を求めて | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8


 (その2からの続き

-市川塩浜(11:40発)-二俣新町(12:53着・13:15発)-西船橋(13:43)-南船橋(15:48着)-
 



次の駅に向かう前に、市川港から三番瀬の干潟を見ておきたいと思います。

市川塩浜駅の南側も工場地帯で、歩道はあるものの、人影はありません。
草地の横を通ると、空気がもわっとしていて蒸し暑く感じます。
こうなると、打ち水をしても逆効果なんでしょうね。

市川港へ続く道には、路上駐車の長い列ができていました。
こーいう光景って工場地帯でよく見かけるけど、何か時間待ちでもしているんでしょうか?


 

市川港に着きました。
目の前には東京湾が広がります。
護岸は立入禁止となっていて、金網が張り巡らされていました。
金網に開けられた「カメラ穴」に一眼を突っ込んで撮ってみたのが上の写真です。


 

防波堤の先に、三番瀬の干潟が見えます。
干潟の上には監視小屋のような建物が建てられています。
さらにその奥には、幕張エリアの倉庫街や高層ビル群が見えます。

予定では、何時間か後にはあちら側にいるはずなんですが、
それまでこの暑さに耐えられるだろうか。


国道357号に戻って、次の駅を目指します。 

 

 

 


厳しい日差しが照りつけ、道路には陽炎が立ち昇っています。

日影もなく、暑くて死にそう…と言いたいところですが、
意外にも、高架をくぐって吹き抜ける風がひんやりしていて、気持ちよかったです。


 

江戸川放水路にさしかかりました。
干潮時刻が近かったのか、川幅の半分くらいが干潟になっていました。
この干潟も三番瀬の一部をなす天然干潟で、潮干狩りを楽しむ姿もちらほら見かけました。

ここで干潟見られるんだったら、
暑い思いして、市川港行く必要なかったんじゃ?

 


江戸川放水路を渡り、外環道(建設中)との分岐地点にさしかかりました。
交差したり合流したりする道路をやりすごすため、歩道は少し複雑なルートをたどります。

本線から離れて、低いトンネルをくぐったあとは鋭角ターンで本線に戻って…
歩道の道幅が急に広くなったので、一瞬車道に迷い込んでしまったのかと思いました。


 

さらに国道を進み、西船橋方面へ向かう高谷支線をアンダークロスします。
少し先には、西船橋へ向かうもう1本の支線(二俣支線)の高架も見えています。

2つの支線と本線に囲まれた「京葉線三角地帯」に入れば、二俣新町駅はすぐそこです。
   



二俣新町駅は、「京葉線三角地帯」の中にあります。
ホームからは2つの支線を望むことができますが、支線上に駅はありません。
駅の周囲は倉庫や工場ばかりで、土曜の昼間では、どうしても閑散としています。

 


 


ホームは1面2線です。
待合室もありましたが、吹き抜ける風がとても気持ちよかったので、

ベンチで休憩することにしました。


しばらくすると電車が入ってきて、少年数人がホームに降り立ちました。

皆口々に
「なんでこんなにあっちーんだよ!」
とか言いながら、改札へ向かっていきました。


そんな彼らを見て、
「こんなに気持ちいいのに、なんであっちーの?」
と思ってしまいました。




二俣新町駅の次駅は南船橋駅ですが、
本線から分岐する2つの支線も京葉線に含まれているため、
「全駅間歩き」という以上は、2つの支線が繋ぐ西船橋駅にも行っておかなければなりません。
…というわけで、西船橋駅に立ち寄ってから南船橋駅へ向かいたいと思います。

 

 



西船橋駅へ向かうためには、国道357号線を越えなければなりません。
長い地下道で国道357号線を越えると、左右から2つの支線が近づいてきます。
2つの支線の合流点には、「二俣新町駅前」のバスロータリーが設けられています。
「駅前」といっても駅から随分離れているし、止まってるのはバスじゃなくてトラックでしたが。

 

 

 

国道357号から続く道路を北へ進みました。




やがて周囲は住宅地に変わりました。
京葉道路を渡り、船橋市に入ると高い建物も増えてきます。




東京メトロ東西線の電車が見えてくると、西船橋駅(南口)です。

 

 

 


南口のまわりにはスーパーや喫茶店などがありますが、
千葉街道に接し、バス・タクシー乗り場もある北口と比べると裏口のような印象を受けます。

 

 


先ほどから見てきた2つの支線はここから武蔵野線となり、さらに北へ向かいます。
武蔵野線は既に全部歩いているので、これで東京~府中本町間を全部踏破したことになります。

こんな歩き方していると、実感が全然わかない…いや、わく余裕がありませんが。




西船橋駅近くのファミレスで昼食を食べ、南船橋駅を目指します。
ファミレスでは、水分欲しさにドリンクバーを何往復もしてしまいました(苦笑)。
ちゃんと水分補給したつもりだったんだけどなぁ。

千葉街道と合流すると、船橋の中心市街が見えてきます。


 

国道沿いのラーメン屋に、こんなのぼりがたっていました。

ソースラーメンは船橋市の隠れたB級グルメです。
醤油でも味噌でも塩でもなく、ソース味のラーメンなんだそうですが、いったいどんな味???
今更ながら、食べておけばよかったかなぁと。



のぼりの下には、あっという間に全国規模の知名度になったあの梨もいます。


…そうそう、
船橋市に郵便番号が274(ふなっしー)」の地域があるのはご存じでした?

残念ながら、中心市街にある船橋郵便局管轄の郵便番号は273なんで、
274の地域は市の東部(船橋東郵便局管内)に限られるんですけど。
あの梨が船橋東郵便局で一日局長やったのもその縁なんだろうか?




船橋市の中心市街に入りました。
船橋の中心といえば、JRや京成線の船橋駅周辺をイメージしますが、
本来の中心市街は、鉄道駅よりもやや南側に位置しているそうです。

京成線の高架化によって踏切はなくなったはずですが、
船橋駅方面に向かう道路は混雑していました。

 

 

 

再び南へ下って、国道357号線へ向かいました。


 

いや~、見ているだけで汗を拭きたくなってしまいますね。
実はこの後、34℃っていう気温表示にも出会ったんですが、うまく撮れませんでした。

え?
最近は35℃を越える日も多いから、むしろ涼しく感じるって??
いやいや、その感覚は何か間違ってますよ!!


 

再び国道357号に戻り、海老川を渡りました。
海老川の先にはららぽーとが待ち構えています。
ちょっと前まで、「ららぽーと」はここだけだったのに…。
 
ここでも東京湾から吹き抜ける涼風を期待していたのですが、
その期待は、並行する東関東自動車道の前に、見事に打ち砕かれてしまいました。
高速道路の横についてる風車は勢いよく回っているのに…。

 

 

 

線路をくぐった先にはIKEAが。

昔はテブラデスキーのザウスがあったところですね。
 

 

南船橋駅に着きました。
IKEAやららぽーとの利用者が多く、 
東京方面のホームには、電車を待つ人が列を作っていました。

時刻は16時を過ぎました。
500mlペットボトルもすでに3本消費していますが、ゴールはまだ20km以上先です。
いつもならすでにゴールしているような距離ですが、今日は歩きます。

その4へ続く


 

市川塩浜駅先から新習志野駅までのGPSログです(1/54,000)。
本文にも書きましたが、西船橋駅に寄るため、二俣新町駅から大きく迂回をしています。
同じ所を歩いているはずですが、国道357号は上り車線を歩くか下り車線を歩くかで、
見えるものも、風の受け方も、大きく変わります。