そんな風に、人生に疲れた心に優しい曲ってあるよね。
「Where or When」は、ボクにとってそういう曲の1つです。
リチャード・ロジャースの曲は、いままでに何度も紹介して来て、
●Bali Ha'i ●Shall We Dance ●My Favorite Things
その度に、「建築家じゃない方のリチャード・ロジャースだよ」と断りを入れたりした。
今日も確認しちゃうけど、
建築家じゃない方のリチャード・ロジャースですよ!
建築家の方のリチャード・ロジャースについては ●ここ
キングカズこと「三浦知良」が活躍し始めたころ、
ロス疑惑の「三浦和義」じゃない方だからね、っていつも断っていたこと、
思い出させるなぁ。
で、作曲家リチャード・ロジャースについては、
あらためて解説する必要はないのかもしれない。
20世紀のアメリカを代表する作曲家の一人で、
彼が音楽を担当したミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の中には、
「ドレミの歌」があること、ご存じですよね。
今日紹介する「Where or When」を聴いていて、
ボクは、ふと、ドレミの歌を思い出したんだよ。
それは...
*****
この曲のサビの後のメロディに注目してほしいんだけど、
♪ It seem we stood and talked like this before
we looked at each other in the same way then,
But I can't remenber where or when.
The clothes you're wearing are the clothes you wore.
The smile you are smiling you were smilimg then,
But I can't remember where or when.
の後にサビが来て、
♪ Some things that happened for the first time,
Seem to be happening again.
ここからの部分。
♪ And so it seems that we have met before
and laughed before
and loved before,
But who knows where or when.
ここの部分、メロディが、
ソ → ラ → シ → ド → レ → ミ → ファ → ソ
って、1音ずつ上がって行ってる。
歌手によっては、さらに、
ソ → ラ → シ → ド
って。
リズムとハーモニーの付け方で、そんな単純なメロディが美しく聞こえる。
さすが「ドレミの歌」の作曲者だなって、感心したりして。
*****
この Where or When は、スタンダード中のスタンダードで、
いろんなミュージシャンが演奏しているから、
何を選ぶかは、とっても大変。
今日は、4人ね。
●Diana Krall
●Lena Horne
●George Michael
●Peggy Lee
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旋律が単純だけど、リズムとハーモニーで聴かせる。
「ソ」の音の連続なのに和音が半音ずつ下がっていく
ワンノートサンバのことを考えてたりしていたけれど、
いや、まてよ。
と、思いついたのが、讃美歌112番「諸人こぞりて(Joy to the World)」
ド → シ → ラ → ソ → ファ → ミ → レ → ド
って、1音ずつ下がってる。
●Joy To The World/KENNY G

最初はね...
この曲は、詩がステキだって言う記事にしようっておもってたんだ。
プレーンな英語で、とても普遍的な感情を表現してるなってね。
いつだったか、どこでだったか思い出せないけれど、
同じように話して、
同じように見つめ合って、
同じように笑って、
同じように愛しあっていたでしょ。